こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
私の会社では、テレマーケティング事業部を持ち、
テレアポ代行、つまり法人営業の新規開拓のアポ取りをおこなってきました。
取り扱う量が多い分、幾つもの失敗・成功を繰り返してきました。
そして、失敗した際は対策をし、成功した際は次回に生かすため分析する。
そのようなことをしているうちに、アポ取りで非常に重要な
”どのように言えば、メリットが伝わるのか”
といったことが分かるようになりました。
そこで今回は、そのノウハウについて、
事例を交えながら紹介していきたいと思います。
営業アポトーク例①コスト削減の提案
先方のコスト削減に貢献できるような提案であれば、このように言いましょう。
「このたび、弊社では○○の法人営業部をたちあげまして、
企業様の大幅な、経費削減、コストダウンのお手伝いができることになりまして、お電話させていただきました。
”~~くらいご使用であれば、毎月の10万円が、7万円前後にさがった”
という例もございまして、年間にすると36万くらいのコストダウンができたケースもございます。
もちろんそれ以上になることもございます。
御社でも、法人名義で契約されているかと思いますが、
それを今後、どのくらいお安くできるのか、など
専門の担当者から情報提供させていただいております。」
営業アポトーク例②人材費削減の提案
人材費削減に貢献できるようなご提案であれば、このように言いましょう。
「リーズナブルな価格で、御社の要求されるスキルをもった
たいへん優秀なエンジニアを派遣できる会社でございます。
一例をあげますと、今まで、
10名でひとつのプロジェクトを4週間でこなしていたとすると、
弊社をつかうと、6名の人数で、3週間で完了できた、
といった事例もございまして、業界で、高い評価と信頼を得ております。
御社でも何かお役に立てるのではないか、ということでお電話させていただきました。
実際、派遣先の企業からお声をいただくと、
他の派遣にくらべて、スピードと、スキルが全然違う、というお声を得ております。」
営業アポトーク例③節税効果の高い商品の提案
節税効果の高い商品について貢献できる
ご提案であれば、このように言いましょう。
「優良企業さまだけにご案内しております、
節税効果の高い、決算対策の○○について
情報提供したくお電話させていただきました。
節税効果が高く、内部留保を確保し、
御社の発展を したざさえ(下支え)するタイプの○○です。
以上、3つの例を紹介しました。」
このように、かなり具体的に申し上げることで
相手へのお役立ち感が明確に伝わります。
ポイントとしては、コストダウンできる金額を、
毎月に金額に切り崩して、相手にわかりやすく伝えていることです。
「楽しそう」であるとイメージさせるのも効果的
人間の基本的5つの欲求の中には「楽しみの欲求」というのがあります。
人はみな、楽しそうな人・場所・組織に集まり、
良い関係を築いていきたい、と考えるものなのです。
このことはアポ取りにおいても同様です。
- 楽しそうなのか
- 陰気なのか
- ワクワクするのか
- うっとおしいのか
によって、相手がアポを受け入れるかどうかがまるで違ってきます。
こちらも、実例を紹介しておきましょう。
アポを取った企業に訪問したのだが・・・
以前こんな経験がありました。
アポが取れていたので、前日にお電話で確認を入れたときの事です。
「明日の○時に~~の件で、お伺いさせていただきます、
○○会社の吉野と申します。△△もお持ちできますので、
どうぞ楽しみにお待ちくださいね。」と。
答えは、YESだったので、当日その方を訪ねました。
すると、伏し目がちに妙なことをおっしゃるのです。
「・・・いや、実は、今日は、来てもらうのをやめようかと考えていたのです。」と。
なんと、アポキャン(アポイントの突然のキャンセル)になるところだったわけです。
ヒヤリとして、私は尋ねました。
「訪問を断ろうと考えてらっしゃったのですね。・・・では、
なぜ、昨日私が電話を入れたときに、お断りにならなかったのですか?」と。
すると、驚くべき答えが返ってきました。
電話越しの声のトーンが決め手になることも!
「・・・昨日電話をいただいたじゃないですか。
そのときに、吉野さんの声を聞いていると、
なんだか、とっても楽しそうに聞こえたから。
楽しそうだったから、断るのをやめた んです。」と。
これでわかりました。
たとえアポイントが取れたとしても、
お客様の心の中は、五分五分であることも多いもの。
それから私は、アポ取りの電話のときも、
事前確認の電話を入れるときも、楽しさの演出を心がけるようになりました。
メリットを楽しそうに伝え、アポ取りを成功させよう
事例を使い、アポ取りの際のメリットの伝え方についてお話ししてきました。
それに楽しさが伝わる電話対応が加われば怖いもの無しです。
その際の声質は関係ありません。
笑顔の顔、口元からは、楽しい声が。
暗い表情、口角が下がった口からは、
断られやすい陰気な声が、出るものなのです。
私が電話をかけるときには、常に、鏡を前においていますよ。
あなたも、自分の口元が
逆三角の形に笑っているのを確認しながら、
お話することをお勧めします。
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