男性と上手くやるノウハウ!SOS話法を使ったトーク術とは?
こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
前回記事で紹介した、5つの欲求の話し方覚えていますか?
私が営業時代から使っているノウハウなのですが、
職場の人間関係を向上させるために、
非常に役に立つことが分かっていただけたのではないでしょうか。
そこで今回は、5つの欲求のトーク例と共に
SOS話法というノウハウを紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしてみてください!
男性との危機的な関係を救う?
前回紹介した5つの欲求、
今回は具体的にどのように使っていくか考えていきましょう。
仕事をする上で、人間同士の軋轢って
意外と多いのではないでしょうか?
会議で正論を述べたのに、後々関係がギクシャクしてしまったり、
ちょっとしたトークが原因で気まずくなってしまうなんてことも。
職場でのコミュニケーションって難しいですよね。
男性は「力の欲求」が強い!
また、私が営業マネージャーを担当していた頃、
年上の男性が部下、ということも少なくありませんでした。
そして、基本的5つの欲求について学んでいた私は、
なんとかして、年上の男性にも気持ちよく仕事をしていただくために、
あることに気づいたのでした。
それは、前回記事でも紹介した通り、
男性は「力の欲求」を求めることを好む生き物。
そこで「力の欲求」を満たしてあげることに決めたのでした。
新ノウハウ「SOS話法」の誕生
どのように男性の「力の欲求」を満たしてあげるのか?
私は、このように考えました。
「自分がよく使う言葉ってなんだろう?」
「使ってムードがよくなる言葉ってなんだろう?」
「それを使うと男性たちが喜んでくれる言葉ってなんだろう?」
と。
私が営業時代から培ってきたノウハウを駆使した結果、
とある3つの言葉が浮かびました。
その頭文字をとって「SOS」話法と名付けたのでした。
1つ目のS:「すごい!」
最初のSは、「すごい!」です。
私は、成功マネージャーになってから、
営業組織で「すごいですね!」を連発していました。
「すごいじゃないですか!あなたの営業成績!」
「すごい頑張りましたね!」
「4名も採用できたなんて、すごいですね!」
このように、「すごい!」という言葉をトーク中に入れてあげることで、
営業組織の男性たちが、元気になっていきました。
男性部下たちはますます努力するようになり、
「ありがとうございます!マネージャーにそう言っていただけて嬉しいです」
と、気持ちよく私の言葉を受け止めてくれました。
「男を立てる」事が仕事で上手くやるコツ
「男は立てろ!」
これは日頃から私が口にしている言葉なのです。
「でも、具体的にどうやって立てればいいの?」
そんな質問が飛び交いそうですね。
しかし、特別なトーク術なんか必要ありません!
シンプルに「すごい!」と言ってあげるだけで良いのです。
この「すごい!」という、たった1つの言葉で、
「力の欲求」を満たすことができるのです。
現代の女性は、男性に「すごい!」という言葉を使わなすぎです。
立てて、気持ちよく働き者になってもらえるのなら、その方がいいですよね?
だったら、そのためにすべきことは「凄がってあげる」ただこれだけで良いのです。
SOS話法は誰にでも使えるノウハウ
SOS話法を紹介すると、
「すごく無い人には、なんていったら良いのですか?」
「SOS話法は、本当にすごい人にしか使えないノウハウですよね?」
と、必ずこのような質問をいただきます。
しかし、もう一度前回記事のことを思い出してください!
どんな人にも、小さな分野で見てみると、何かしらすごいところがあるのです。
「その分野においては突出している」ところを見つけて、凄がってあげる。
これ以上に、男性と上手くやっていくコツは、この世にないでしょう。
2つ目のO:「おかげ」
2つ目のOは、「おかげ」です。
他人が上手くいった時は「すごい!」を使いますが、
自分が成功した時は「おかげ」を使いましょう。
自分が成果を上げた時、ついつい私たちは
「自分が頑張ったからだ!」と思いがちです。
しかし、ここでは周りの人と上手くやるために、何をすべきか考えましょう。
そう考えると、「おかげ」という言葉を使うのが良いのです。
「おかげ」を使ったトーク例
自分が部下だった場合は、
「Tさんのアドバイスのおかげで、営業成績がUPしました!」
「Sさんから仕事のコツを教えていただいたおかげで、商談が成立しました!」
自分が上司だった場合は、
「あなたが頑張ってくれたおかげで、目標達成したんですよ!」
「あなたがいるおかげで、営業組織が明るくなったわ!」
など。
このように言われた側の人間は、良い感じになることは間違い無いでしょう。
とにかく、自分が上手くいっている時、上手くいき始めた時は、
「おかげ」という言葉を使いまくる。これぐらいがちょうど良いのです。
出る杭は打たれる
「出る杭は打たれる」
よく言いますよね。
それまで普通にしていた人でも、少し上手くいって頭角を現したとたん、
周囲の人が足を引っ張る、というパターンです。
でも、これはどうして起こるのでしょうか?
もしかしたら、単純に、
本人が周りの人に感謝していないからなのでは無いでしょうか。
もしくは、感謝が足りていないか、のどちらかです。
そうならないためにも、自分が上手くいき始めた時には、
自分ではなく周りの人の「力の欲求」を満たしてあげましょう!
「おかげ!」という言葉は、
成功するには避けては通れない言葉です。
心して使いましょう!
3つ目のS:「さすが!」
3つ目のSは、「さすが!」です。
これぞ「力の欲求」を満たす、最上級の言葉でしょう!
特に男性への言葉はこれに尽きます。
「さすが、Hさんですね!今回の営業プレゼン最高でしたよ!」
「こんな難しい交渉を通すなんて、さすがです!今度コツを教えてください!」
「さすがですね!休日は家族でキャンプされるんですね!憧れます!」
と、使い道は様々です。
トークに応用も利かせやすく、使いやすい言葉ですが、
男性はシンプルな方が多いので、トーク内容もシンプルにしましょう。
上手くやるコツは「負けるが勝ち」?
論争や派閥争い、意見の相違、家庭でのトラブル・・・。
いろんな軋轢で男性と危機的な関係に陥ることは良くあります。
そんな時はSOS話法を思い出してください!
そして、男性は「力の欲求」が強い生き物だということを。
これを満たしてあげることで、驚くほど気持ちよく、
こちらになびいてくださるものです。
私がこのような状況になった時、
営業時代から心の中で、
「負けるが勝ち・・。負けるが勝ち・・・。」
と唱えていました。
そして、「さすがですね!」と思い切って口にしていたものです。
社長と会食をする時に使えるトーク術
以前、ある社長とディナーにお招きいただいた時の話です。
私は、その場に秘書の女性を同伴して出席することにし、
「今夜はできる限り喋らないようにする」と決めていました。
というのも「その方が絶対に喜んでもらえる」そう確信していたからです。
私自身、気づいていたことなのですが、
もともと口数が多く、ついつい自分ばかりが喋り過ぎてしまう性格です。
そして、今回はそうならないよう、
もし私が話し過ぎていたら「膝をつついて教えてね」と、
秘書に頼んでおきました。
社長とのトークでもSOS話法を!
いざ、ディナーの時を迎え、開口一番にこう言いました。
「Gさん、すごいですね!最近のご活躍さすがです!
会社を興してから、どうやってここまで築き上げてこられたのか、
教えていただけますか?」と。
この言葉を合図に、後は思いっきりG社長にトークを楽しんでもらいました。
相づちに使ったノウハウは、もちろんSOS話法!
「えー!すごいですね!信じられない伸びですね!」
「G社長のお話のおかげで、私もやることが見えてきました!」
「さすがGさん!それってなかなか思いつくことではありません!」
その日のディナーが上手くいったことは言うまでもありません。
G社長自身も「今日はなんだか僕ばかりが話し過ぎたようだな。あっはっは!」
と上機嫌なご様子でした。
知っている人にもSOS話法は使える!
現在、私はセミナーや研修などで、SOS話法を教えています。
しかし、とある方からこんな質問をいただきました。
「吉野さん、SOS話法はとっても良いノウハウですが、
あまり広めないでくださいね」と。
なぜか?と私が聞くと
「だって、これが日本に蔓延してしまうと、
私がSOS話法を使っても効果がなくなってしまうじゃないですか」
確かに、SOS話法が誰もが知るノウハウになったら、使えなくなってしまうのでは?
と言う質問の内容はわかります。
ですが、実はSOS話法は、知っている人にも使えるノウハウだったのです!
生命保険営業の方向けのセミナーでの話
私は、ある生命保険会社の法人営業担当の、営業職員の方向けに講演をしていました。
その途中で「社長さんと仲良くなるためのトーク術」について紹介している時、
SOS話法についてお話ししました。
セミナー中は、参加してくださった営業職員の方たちが
「ぜひ現場で実践し、社長とどんどん仲良くなろう!」と盛り上がっていました。
その後、セミナーが終わると、
支部長たちのミーティングに参加することになっていたので、足早に会場へと向かいました。
ミーティングで支部長に言われたこと
その会場について早々、支部長から
「吉野さん、すごいですよ!さすがですね!
今日は本当に勉強になりました。ありがとうございます!」
とお褒めの言葉をいただきました。
そして私は心の中で
「そう?私ってすごい?」と思いながら、
「いえいえこちらこそ!みなさんが素晴らしいから私もやりがいがありました。
ありがとうございます!」と満面の笑みで応えました。
すると、周りがクスクス・・・。
そうです!
その支部長はSOS話法を早速実践してくださっていたのでした。
SOS話法を生み出した私でさえ、気づかない。
たとえ故意に使ったとしても、使われた方は気づきにくいのがSOS話法なのです。
みなさんもぜひ、男性ばかりでなく女性にも使ってみてくださいね。
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前回記事【吉野流】成功営業マネージャーになるコツは心理学にあり?