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2008年01月18日

「ごいっしょにコーヒーはいかがですか？」

職業柄、私はホテルに泊まることが多いです。

講演の前泊や

移動の途中など、地方にて。

朝は、だいたい、ＰＣを使って事務仕事を

していますので、

その合間に、

朝食はルームサービスでいただくことが

ほとんどです。

おもしろい体験をしました。

大阪で、たまたま

普段泊まらない外資系ホテルに泊まったときのこと。

「和朝食お願いします」

と言った私に対し

ルームサービスのオペレーターは

こういったのです。

「ごいっしょにコーヒーはいかがですか？」

別に断る理由もなく、

確かにあったほうが嬉しいから、私は

「あ～、お願いします」

と答えました。

そして、和朝食といっしょにコーヒーが到着。

コーヒーは１２００円でした。

おっ、ちょいと高いな・・・

と、思ったのですが、

注文することを選択したのは自分ですし、

やはり、あったほうが嬉しいから、

いただきました。

で、思いました。

このホテルはエライ！と。

だって、普通だったら、和朝食の注文の電話を

ただ受けるだけで

それで電話をきってしまうでしょう。

でも、このホテルは、

かかってきた電話で、ただ注文をとるだけではいけない！

ひょっとしたら相手は、断るかもしれないが、

数人に一人でも、ＯＫするのであれば、

尋ねるだけは、タダ！

やってみる価値あり！

ということで、

オペレーターへの教育を徹底していたのですね。

「ごいっしょにコーヒーはいかがですか？」

と、尋ねるのは３秒です。

全員が頼まないかもしれませんが、

３人に一人でも頼めば儲けもの！

３秒の質問で、１２００円ゲットです。

コーヒーをポットに注ぐ手間なんて

しれてますから、水モノは丸儲けです。

１２００円はホテルにとってはわずかな金額かも

しれません。

が、

いずれにせよ、チリも積もれば！

その１２００円で、スタッフ誰かの

１時間分の時給が

払えるかもしれません。

マクドナルドの

「ごいっしょにポテトはいかがですか？」

ピザーラの

「ごいっしょにデザートはいかがですか？」

と、いっしょですね。

そのホテルバージョンです。

チャンスを無駄にせず、

３秒の質問で、１２００円ゲット

こういうアップセルの精神、マメさは

重要だなぁ～、と

思い知らされました。

なお、この外資系ホテルは

大阪地区の

「ベストビジネスホテル」

「ジャパン・リーディング・ビジネスホテル」に

何度か選ばれたそうですよ。

ヒルトン大阪での話しでした。

投稿者 吉野真由美 : 13:32