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2008年03月01日

本ってこうやって書く

今、ホテルにこもって執筆の休憩時間。

 

朝から4時間ぶっつづけで書いたから

ちょい 一休み。。

 

今書いているのは

私にとっての12冊目に当たる本で、

すばる舎から

人脈作りの本

です。

結構、リアルなエピソードなどが

出てきて、

吉野の自伝的な一冊になる、ともいえましょう。

 

今までたくさん

営業のスキルの本は

たくさん書いてきましたが、

それらとはまた一味違ったできばえかも。

 

しかし、ヒントや気づき満載の

すぐ使える楽しい本であることは間違いありません。

 

さて、

本を書く、なんてことは経験もないし

遠い話し、って思ってらっしゃるかたも

多いのではないでしょうか。

 

そうでもないんですよ。

誰でも書けるんですよっ

 

じゃぁ、どうやって?

 

ちょっと吉野の本の書き方、お話し しますね。

 

まず、

人に話したときに、

「それは面白い!!」

って言われたことをテーマに選びます。

 

話しておもしろくないことは、

書いてもおもしろくないですからね。

 

1つのテーマで研ぎ澄ました本がいいですね。

 

いろんなことがうじゃうじゃ書いてあるけど

結局何がいいたいのかわからない本は

よくないです。

で、テーマ、主題が決まったら、

そのテーマにそって、

こんなこと書きたい、伝えたい

ってことを

目次形式で

全部書き出します。

 

その目次を見たら、どんな内容かわかるように。

 

もちろんパソコンで。

ワードで羅列します。

羅列しながら、

ここにこんなエピソードをもってきて・・・

など、

具体的に読者の気分で考えます。

 

そして、まず最初に本全体の流れを

作ってイメージしてみます。

 

読後感はどうかな?

この表現やエピソードはわかっていただけるかな?

 

本を書くときは、

自分でかなりテンション高くして、入り込むことが大事です。

が、

それと同時に、第3者の視点ももっておく必要があります。

 

そうしないと、ただの

自慢話本?

自己満足本?

みたいなのができてしまいますから。

 

全体像を作るってことは、

ちょうど山の頂上に立って、

ふもとまで見渡してみるのに似ています。

 

どうやってここまでたどり着くのか

すべてを見通すのです。

 

そこまでして、

よしっ!これで納得のいく一冊ができる!

って、思ってから

いっきに書き始めます。

 

書くスピードは、一般よりかなり速いとは

思いますが、

一番大切にしているのは、

この全体の構成を考えること。

それにだいたい8時間はかかります。

 

 

2冊目以降の本は

すべてこの書き方で書いています。

今の本もそう。

 

全体がわかって書くから、

現時点での自分の到達点も見えて

進捗を計りやすくもあります。

 

ただ、唯一

こういう書き方をしなかった本があります。

 

それは、処女作である

「営業組織をゼロから最速で20億にする法」

(アチーブメント出版)

です。

 

こちらだけは、

まだ、書き方もわからず

とにかく自分の書きたいことから書いた

唯一の本です。

 

が、その分、

一番自分が出ている本、ともいえます。

 

女性の読者の中では、

こんなことをいってくださった人が

何人もいらっしゃいました。

 

「押入れいっぱいのビジネス書や成功本を

もっているけれど、

この本が一番好き!

こんな生き方をしている女性がいるんだ!って思った。

何かあるたびに、何度も何度も

読み返してヒントを得ています。」

 

嬉しいことです。

 

また、地方の経営者から

「すばらしい本だ!

私も同じ考え方です!」と評価いただき

長いご感想をいただいたこともあります。

 

 

まぁ、

全体の構成を見渡してから書く方法も

書きたいことからランダムに書く方法も

どちらもあり、ということですね。

 

ただ、

こういうのだけはダメ

っていうのがあります。

 

それは、本音でない本、

本音を押し殺した本、

遠慮しながら自説を説いている本

です。

 

つまらないです、実に。

 

こんなこと書いたら、あの人がこういうんじゃないか?

あんなこと書いたら、この人がどう思うかしら?

 

そんなことを意識し

筆を折るような人間は

本を書くべきではありません。

 

世の中には、いろんなものの見方があって

どんな説をといても、

感銘を受ける人もいれば、そうでない人もいる、

とわりきって、

徹底的に自説をとぎすまし、

それをぶつける、ってことが

私は本を書く上で、

一番大事なんだと思います。

 

(右側に並んでいる本は・・・

上から

新しく出た順に

吉野の著書です。)

 

 

 

投稿者 吉野真由美 : 15:50

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