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« 大阪教育大学附属池田中学校 | メイン | 大塚商会のお客様向けセミナーで講演講師を務めてきました »

2008年10月26日

私の母校、大阪教育大学附属池田高校

名古屋、大阪、神戸で

企業での研修、コンサルティングをおこない

ただいま新幹線で東京に戻るところです。

 

さて、ナポレオンヒルの速聴プログラムを

開発、販売する会社、株式会社エスエスアイで

講演をさせていただいてから、

ご縁が広がり続けています。

 

母校の中学校の同窓会の理事を務める方より

ご連絡をいただき、

11月には年に1度の総会があるとのことで

参加しようと今から楽しみにしています。

 

さて、母校の中学校の

大阪教育大学附属池田中については

先日書いたとおりです。

 

せっかくなので、高校についても書いてみようと思います。

母校の高校について語るのは、

これがまったくの初めてですね。

 

大阪教育大学附属池田高校といいまして、

前述の中学校の上の学校になりますが、

まるで校風が違う!!

 

また、エスカレーター式に中学から高校に

推薦で進学できそうなイメージですが、

それは大きな間違い。。

 

きちんと高校入試を受験して

合格しなければ入れないシステムで

私のころは、いち学年180人のうち

100人くらいが附属高校を受験して

なんと、95人が合格(5人は不合格になる)

という厳しいシステムがしかれておりました。

(最近は少し変わったと聞きましたが)

 

なんか、せちがらい、というか・・・

確実に数字で線引きをする

人間味がない、

みごとなまでにフェアな高校だったなという印象です。

 

が、そんな高校にも

非常にすぐれた特徴がありまして

それは、

おそろしいほどの『自由』ということでした。

 

最初、入学したとき

誰もがこの自由にとまどいます。

 

1960年代の学園紛争のときに

廃止になった、とかで

まず、校歌がない。

 

校則もない。

 

もちろん、制服もない。

 

そこに存在するのは、ただ

厳しい受験、狭き門をくぐりぬけてきた

勉学における

みごとなまでの精鋭たちと、

すばらしい先生方でした。

 

私は勉学においては、この高校で3年間

底辺をさまよっていたように思います (^-^)/~~

 

先生たちも、ものすごく頭がよくて

それで私は困っていました。

 

私が何か数学に関することで質問をすると

先生は、

「う~~ん、これくらいは・・・

わかれ!

わかりなさい!」と

おっしゃいました。

 

頭の良い先生方にとって

私がわからないことが、わからない、

ということだったのでしょう。

 

が、そんな附属高校が

私は大好きでしたし、今でも

深く感謝しています。

 

とにかく、そこには

何をしてもいい、という自由がころがっていました。

 

何をしてもいいし、

逆にいえば、何もしなくても

誰にも何も言われない。

 

たとえ学校にいかなくても

誰も怒らないし、

成績が落ちても、上からは何も言われない・・・

 

とても良いことのようですが・・・

 

塾に通ったり、先生に宿題を出されたり・・・

『人に言われて勉強する』

『誰かから指示、命令を受けて行動する』

『怒られたら嫌だからがんばる』

というようなことに慣れていた生徒たちは

最初は大きくとまどいました。

 

そのうちにみんな気づくのでした。

 

自分が

いつ、何を、どれだけやるのか?は

自分が、決めるしかないんだ!

って、ことに。

 

つまり、自分自身で

やるべきことを考え、

自分で自分をモチベーションアップし

自分で決めて、

自分で行動する、

という自主性を身につけなければならない

ということを、

あんに、この附属高校は教えてくれていたのだ、

ということになります。

 

私も次第に

自分でやるべきことを考え、実行し、

自分の進路も自分で決め、

自主的に勉強するようになっていきました。

 

今でも、それが活かされているかと思います。

 

特に、営業なんていう仕事は

上司から言われなくても、

自分で考え、

自分の仕事の質と量をあげていくことでしか

結果につながりません。

 

結果が出せれば、

嬉しいのは自分、自分の実績になりますし、

結果が出せなければ、

苦しむのは自分、困るのも自分。

 

すべて自分のやったことが

自分に返ってくるんだ、

ということです。

 

良い未来を手に入れたければ、

今、自分がやるべきことを自分で考え

自分で決めて、

日々、自分が行動する

そういった基本的なことが

附属高校の時代に培われた

人生における大きな学びです。

 

でも、こういったことに気づけないまま

高校卒業を迎えてしまう人もいました。

 

過去に、宿題を出されて、先生に見張られて

やらないと怒られて・・・

そういう『強制されてやる』、ということに

慣れてきた人だったのでしょう。

 

一切の強制のない、自由な附属高校にきて

まさに、糸がきれた凧のように

なってしまう生徒もいたのです。

 

卒業文集にこのように書いた友達がいました。

「附属高校の自由が僕をダメにした」

 

これを見たとき、とても深いな、と感じました。

 

また、学校が与えてくれた『自由』ということ自体が

附属高校から私たち生徒の人生に対する

すごいメッセージだったのだな、

と、気づいたのでした。

 

ですから、経営者となった今でも

この考えが私の中に息づいているのです。

 

今、作家であり、講演者であり

経営者である私はとっても自由です。

 

でも、自由だからこそ、忙しいです。

 

どこに向かって進むのか?

どれだけがんばるのか?

どれだけ余裕をもつのか?

どれだけお金を残すのか?

 

それらすべてが

自分が決めて、自分が行動して

手にしていくものなのです。

 

母校の

大阪教育大学附属池田高校が

黙って教えてくれたメッセージを

一生大切にして生きていくのだと思います。

 

附属中学のことは、

良く言う人が多いのですが、

附属高校のことは、

あまり良く言わない人が多いです。

 

でも、私にとっては、

何よりも大切なことを教え、貴重な経験させてくれた

すばらしい高校です。

 

投稿者 吉野真由美 : 14:12

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