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2009年04月08日
入学式に参加してきました
桜が本当に綺麗ですね!
長女の高校の入学式に参加してきました。
美しい青空が広がるさわやかな暖かい日でした。
入学式が始まるやいなや
不覚にも私は大泣きしてしまいました。
それこそ、漫画にあるように
どぉーっと滝のように涙が流れて止まらず
背中をヒクヒクさせながら急に泣き出したので
周りがびっくりしていました。
普通は入学式はめでたいセレモニーで
卒業式とちがってあまり泣く人はいないので
「あの人どうしたんだろう・・・」
みたいな目で周りの父兄に見られて
思いっきり浮いてしまいましたが涙が止まりませんでした。
泣けた理由は、別に高校への入学が
嬉しいとか悲しいとかではなかったのです。
14年前のある日のことをいきなり思い出して
しまったからでした。
その日とは、長女の保育園の入園式です。
保育園とは、
1歳で入園して小学校への入学までの
丸5年間をすごします。
私が働くため、長女は1歳5ヶ月で保育園に入園したのでした。
なにしろ1歳時ですから、親に抱っこされて
入園式に参列します。
これからどんな生活が繰り広げられるのか
まるで想像もつかず、長女はにこにこ抱かれて
保育園の入園式に参加しました。
でも、保育園に子供を行かせる親としては
不安と期待・・・
そして、たった1歳なのに、
朝から夕方までを他人の中で過ごさなければならない・・・
もう社会に出て行くのだ・・・
ということに対して、
不憫な感情、また、その素直にそれを受け入れる
子供のけなげさに感動して、
涙が出そうになったのでした。
が、1歳の子供の前で親が泣いては
子供が不安になり保育園に行きたがらなくなったら
たいへんだ、という理由で
渾身の力をふりしぼって、
その日、涙をこらえたのでした。
こうして、14年前子供を保育園に預けることで始まった
働きながら子育てする生活・・・
子育てしながら働く生活・・・
それから起こった出来事の膨大さ、
分厚い経験、
ものすごい努力の日々を
いっきに思い出してしまい、
高校の入学式でどっと涙が溢れてきたのでした。
どんなたいへんさも、苦労も
済んでしまえば、良い思い出です。
無事、5年間の保育園、
小学校、インターナショナルスクールへの編入、
3年間の中学校
の生活を経て、高校への入学となりました。
人生の中でいろんな経験、思い出って
ありますけれども、
子育てしながら働く、働きながら子供を育てる、
ってことほど、重い経験はないかと思います。
その中で、人間として成長し
人の気持ちのわかる人になっていけることも
多いと思います。
子育てしながら働くことは、
誰にでも、すすめられることではないですけれども
私にとっては、人生の中で
もっとも自分がたいへんで、かつ、輝ける
時代なのかもしれない、という思いでいっぱいです。
↑学校は関東といえども
こんな自然いっぱいの中にあります。
学業やテニスなどのスポーツで
ますます鍛えられ、
10代にしか経験できないことをいっぱいやって、
心身ともに伸びてくれればな
と思います。
投稿者 吉野真由美 : 11:27