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2009年04月13日
スポーツは感動を与えてくれる!マスターズ見ました?
マスターズ見ました???
ゴルフの世界王者決定戦とも言える
マスターズ、4日間の長い戦いが
ようやく終わりました。
話題騒然だった17歳の石川遼プロは
予選落ち、
また、タイガー・ウッズは最終的に6位、と
意外な結果に終わりました。
私も応援していた片山晋呉プロが
4位という日本人では最高ランキングにつける
など、見どころいっぱい、
ものすごい緊張と感動の連続の
素敵な試合でした☆
私が一番感動したのは、
最終日でした。
同立1位がなんど3人となり
ここからのプレイオフでした。
外人選手3人が優勝争いをし、
最終的には、アルゼンチンのガブレラさんが
優勝したのですが、
この勝ち方が本当にスゴかった!!
まだ、そのシーンがまぶたに焼きつき
興奮さめやらぬ感じです。
私は3日目の最後のほうから
片山晋呉プロの戦いぶりを見ようと
テレビ中継をつけていたのですが
そのときから、ガブレラさんの
ファンになってしまいました。
南米の人らしい、大きな体躯。
はっきりいって相当お腹が出ています。
固さのない おおらかなプレーぶり。
でも、その見た目とは裏腹に
ものすごい小技のさえる
完成度の高いテクニシャンなのです。
なんだか、応援され上手な素敵なオーラのある
おじさん選手(失礼!)だなぁ~と思って、見てました。
で、プレイオフとなった
最初のホールで、
他の2名の選手は、最高のティーショットを放ち
勝利の女神が微笑むフェアウェイに
確実にボールを乗せるのですが、
こともあろうか、
ガブレラさんだけは、
なんと、林の中に、ぶちこんでしまったのです!
しかも、林も林・・・
入り口ではなく、木がおいしげる
かなり中の方です。
取り返しのつかないミスショットを
一番大事なところでやってしまった、
そんな印象でした。
観衆からは「・・・ぁあ~~~」みたいな、
低く地に沈みこむような落胆の声が響き渡ります。
この瞬間、見ていた誰もが
ガブレラ選手だけが、優勝争いからはずれた・・・
そう思ったことでしょう。
私も、「残念!これでガブレラさんの優勝の可能性は
なくなった・・・」と思いました。
さぁ、ここからどうするのか?と、
見ていたら、
ガブレラさんは、安全パイである
まず、ボールをフェアウェイに出す
ということを選ばずに、
なんと!
木々の間を抜けて、グリーンの方向に打つことを
選択します。
これはおおきな賭けだったと思います。
ガブレラさんはリスクをおかしてでも
勝ちにいくプロ選手なんですね。
そして、はらはらみんなが見守る中、
ボールは木々の間を抜け
驚いたことに、きちんとグリーン間際に近づいたのでした!
このへんがものすごいテクニック!
そして、結局、このあと
ガブレラさんはみごとにリカバリーを果たし
この最初のホールを
他の2名の選手と同様、パーであがったのでした。
あれほどの絶対絶命のピンチからの
起死回生とはなんとすごい瞬間を見てしまったと
私は大感動でした。
世界のトッププロ3名です。
ここから先は、誰が勝っても負けてもおかしくは
ないのですが、
唯一言えることは先にミスして
それをリカバリーできなかった方が負ける
ということくらいでしょう。
結局、このあとのホールを寸分のミスもなく
固く沈め、ガブレラさんが
マスターズで優勝を遂げたのでした。
で、このマスターズ最終日のプレイオフを見ていて
私が、感じたこと。
99.9%勝利から見放された、と誰もが感じるような
絶対絶命のピンチからも
決してあきらめることなく
精神的にまいらず、集中してとりくむことで
起死回生をはかるどころか、
優勝することだってあるんだ、
ということでした。
もちろん、日々の鍛錬は重要です。
が、最後に残り、勝利の結果を出せる者とは
最大のピンチで「あきらめない!」人なのだ!
と感じたのでした。
マスターズよ、感動をありがとう!!
投稿者 吉野真由美 : 11:11