女性を働き者にするコツ!オートマチック話法とは?
こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
前回記事では男性に対するトークのノウハウをお伝えしましたが、
女性に対してはどうすれば良いのでしょうか?
私は、女性と話す時
「相手が嬉しい気持ちになることを言う」ことを心がけています。
というのも、
同じ内容の指示、依頼するにも
相手が気持ちよく動くかどうかで、仕事の出来栄え、
かかる時間に大きな差があるからです。
そこで今回は
私が営業時代の頃から培ってきたノウハウ
「オートマチック話法」について紹介します。
働く女性が当たり前になった現代で仕事をこなすため、
しっかりと覚えて、モノにしてくださいね!
女性の自己重要感を満たすには?
前回記事で紹介した、
人間の基本的5つの欲求について覚えているでしょうか?
その中の「愛と所属の欲求」
これは女性が特に強く抱いている欲求だと申し上げました。
そうです!
女性と仕事上で上手くやっていくコツとして、
「愛と所属の欲求」を満たす言葉を使う必要があります。
太古から受け継がれる「欲求」
女性という生き物は、愛されること、
そして、自分が仲間の役に立っていることを実感したい!
といつも心の奥で思っている存在です。
太古の昔には、
きのみを集めて生活の糧にしていたのが女性だったと聞きます。
その時から、
人の輪の中で上手くやっていくこと、自分の役割を上手に果たそうとすることが、
女性のDNAに組み込まれているのではないでしょうか?
女性にとって「1番の恐怖」とは?
そして、
「人と人の中で、上手くやっていけるのかな?
自分は周りの人に役立つ存在なのかな?」
ということと、
「愛されているのかな?」
という感覚は、とても近いものがあります。
つまり、
「役に立つ=愛される」
「重要な存在=愛される価値がある」
という風に結びついているとも言えます。
さらに、女性にとって
「役立たずになる、愛されない」
といったことが一番の恐怖でもあるのです。
9割以上女性の営業組織で使っていた「ある言葉」
以上のことを踏まえ、私は営業組織のことを思い出しました。
その営業組織は9割以上が女性だったのですが、
私は、「ある言葉」を頻繁に使っていたことがわかったのです。
それが「女性たちを自動的に働き者にするオートマチック話法」です。
順に追ってノウハウを紹介していきますが、
このオートマチックという言葉は、
「AUTO」の頭文字をとって名付けたのでした。
1つ目のA「ありがとう!」
では早速、オートマチック話法について紹介してきます。
一つ目はAUTOのA「ありがとう」です。
これは、分かりやすいと思います。
読んで字のごとく「ありがとう!」と言われた側は、
嬉しくなるもの。
当たり前の言葉ですが、
これ以上に人を気持ちよく働き者にする言葉はありません。
「ありがとう!」のトーク例
では、実際にどのようにトークに生かしていくかを
例を上げて紹介していきます。
「遅くまで残って、セミナー用の資料を仕上げてくれてありがとう!」
「営業の顧客リスト、こんな綺麗に作ってくれたんだ!ありがとう!」
文字に起こすと、なんてことないように思われますが、
「ありがとう」は魔法の言葉で、想像以上の効果があります。
特に女性は、何かをした後「ありがとう!」と言われると
とても満足した気持ちになり、
「自分の行動や存在が認められた」「受け入れられた」と感じるのです。
そして、オートマチック話法はここで終わりません!
ここからがこのノウハウの真骨頂なのです!
鳥取の営業セミナーで聞いた話
「ありがとう!」とただいうだけでなく、
その行動を継続してもらう必要があります。
鳥取の営業セミナーで、こんな興味深い話を聞きました。
とある女性が教えてくれた話です。
ゴミ捨てのルール
「以前、私の家では、
私がゴミ捨てをすることになっていました。
朝、仕事に出る前の忙しい時にたくさんのゴミを出すので、
それは大変な役目でした。
家には母と一緒に住んでいたのですが、なかなかやってくれず、
”家にずっといるんだから、たまにはゴミ捨てぐらいやってよね!”
そう言っても、なかなか動いてくれませんでした。」
動かなかった母がついに・・・!
「ところがある時、
珍しく母がゴミ捨てに行ってくれました。
そして、子供が”おばあちゃん!ありがとう!”
と言ったんですね。
すると母は満面の笑みになり、その次の日から
毎日ゴミ捨てに出かけるようになったんです!」
人を動かすための”コツ”とは?
「このことから、私わかったんです。
人が何か良い行動をして、それを継続してもらいたい時には、
”ありがとう!”って言ってあげればいいんだって。
普通だったら、
「またやってね」とか「次もよろしく」みたいに言ってしまいがちです。
でも、この言い方は下手をすると
反感を買ってしまうこともあるんですよね。
吉野さんのセミナーに参加して、謎が解けました。
”ありがとう!”という言葉は、魔法の言葉だったんですね!」
そういって、ありがとうの大切さを熱くトークした後、
彼女は満面の笑みでセミナーを後にしたのでした。
テレアポに関する話
職場でも、同様のことが起こります。
私の会社は営業セミナーや講演の他に、
テレマーケティング業務を行なっています。
他の企業のアポ取り代行や、スカウトの電話を引き受けているのです。
実は、このテレアポの仕事がとっても忙しいんです!
テレアポの仕事は、複数のご依頼を同時に抱え、
確実にアポを取り、スカウトを成立させ、期限の中で成果を出していく・・・。
そのためには、テレマーケティング・スタッフに、
優秀な仕事を継続して行なってもらわなければなりませんでした。
テレアポスタッフD子さんの一言
とある日、こんなことがありました。
テレアポの仕事がひどく立て込み、
その量は、全員でも捌き切れるか分からないほどでした。
すると、本来休みであるD子さんが、
「マネージャー、私明日休みなのですが、午後だけならなんとか来れそうなんです。」
と言ってくれました。
現に、D子さんはテレアポスタッフの中でもベテラン格だったので、
仕事がとっても捗りました。
そして、なんとか目標にしていたアポイントの数も達成できたのです。
女性を働き者にする”ノウハウ”
やるべきことを達成したので、オフィスはとても盛り上がりました。
「D子さん、今日は本当に来てくれてありがとう!
あなたが来てくれたおかげで、この仕事が完了しました!本当にありがとう!」
マネージャーも私も、スタッフ一同で言葉に出して礼を尽くしました。
それからです。
D子さんは、仕事が立て込んで来たとき、こう提案してくれるようになったのです。
「私、明日休みなんですが、私来てお仕事手伝いましょうか?」
「今日14時までのシフトなんですが、残業していきますよ!」と。
「ありがとう!」という言葉は、とても力のある言葉です。
特に女性を働き者にするノウハウだと言っても過言ではないくらいで、
またやってほしいことがある時には「ありがとう!」と言う。
これが基本です!
2つ目のU「うれしい!」
AUTOの2番目、Uは「うれしい!」です。
女性たちは、人に喜んでもらうことが大好き。
そして、自分の存在価値を一番感じる瞬間が、
人が「うれしい!」と口に出してくれた時なのです。
「うれしい!」のトーク例
それでは、具体的にどのように使っていくか、
この気持ちを上手に使うにはどうしたら良いのか
について、トークのコツを紹介します。
「Jさん、今週すごいでも数だったね!頑張ってくれてうれしいよ!」
「最終週、ギリギリまでかかって営業目標を達成してくれて、ホントうれしいよ!」
「Lさんがコツやノウハウを積極的に教えてくれるから、うれしいよ!」
「共感」してもらうことが女性を喜ばせるコツ?
このように、うれしい!と言う言葉をトーク中に使うと、
喜怒哀楽が表現でき、相手に共感してもらえます。
そして、この「共感」とは、女性にとってとても大切な言葉。
人に喜んでもらえて、自分もうれしい。
そう女性は共感することによって、より結束・信頼が深まるのです。
女性とさらに仲良くなるためのノウハウ
さらに、「うれしい!」という言葉にはポイントがあります。
それは「うれしい気持ちになる=満たされる」ということです。
私は女性ばかりの営業組織の時、
「相手がうれしい気持ちになることを言う」ことを心がけていました。
毎日どんなトーク内容をしたらうれしい気持ちになるか考えていただけでなく、
「正論であっても、相手がうれしい気持ちにならない言葉は、発する価値もない」
と考えていました。
相手がうれしい気持ちになるトーク術
例えば、
「目標達成おめでとう!でもあなたの実力はこんなものじゃないよね?
本気を出せばもっとできるんじゃない?
まだまだ100%じゃないでしょ!もっと頑張ってね!」
と言われたら、相手はどう思うでしょうか?
うれしい気持ちになる訳ありませんよね。
例え真実だったとしても、口に出して言う必要のない言葉なのです。
無駄な会話になることもありますし、
時に人を傷つけてしまうこともあります。
そうではなく、会話をするなら、言葉を発するなら、
相手がうれしい気持ちになることを言う。
女性とトークする際は、このノウハウを忘れないようにしてください。
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