【信頼/信用】営業マンがトークやコツを学ぶ前に大切なこととは?

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【信頼/信用】営業マンがトークやコツを学ぶ前に大切なこととは?

営業マンは人間にしかできない仕事!だからこそ・・・

人間は、つくづくひとりでは生きていけないと感じます。誰かとトークしたり、コミュニケーションの間で、「人から大事にされている」、と感じ、自分のアイデンティティを確立したり、満たされているのです。

営業のコツとトーク実践

私が独立起業したのは、2005年の秋ですが、当時、こんなことを言っていた経営コンサルタントがいました。

「これからはインターネットの時代だ!ネットで集客し、ネットで情報提供するのが中心になる。そして、私は、営業マンっていうのは、この世から消えてなくなると思うよ!インターネットでの情報提供が、営業マンにとってかわるのだ!」

このことは営業マンにとって、かなりショッキングなお話でした。聞いた人の多くはそれを信じ、営業の仕事がなくなることを危惧した方もいるぐらいです。

で、それから10年が経過し、今、どうなっているでしょうか。営業マンはいなくなりましたか?そんなことはないですよね!

10年間でインターネットはますます発達し、その環境は整いましたが、人間にしかできないコミュニケーションを助長しただけで、営業マンの存在は、より必要なものとなりました。

世界中がインターネットでつながることで、人と人のコミュニケーションは、より大事になり、ますます信頼関係を築く要となったのです。

そういう意味で、営業マンがどんなトーク、コミュニケーションをすればお客様により信頼され、好かれ、選ばれる営業になれるのか?これはものすごく重要なテーマです。

そこで今回は、お客様に信頼される最強のコミュニケーション術を学んでもらうため、数多くの営業マンを見てきて、私が気づいた「トップセールスマンの共通点」という観点から、ワンポイントアドバイスをしていきたいと思います。

一目でわかる「トップセールス」の共通点とは?

私は、平素は、企業からの依頼で営業研修や講演をおこなっています。常に、目の前に、4,50名から200名くらいの営業マンが受講者として、座っているのですが、面白いことに気づきました。

どんなに人が多くても、「誰がトップセールスなのか?」ほぼ9割の確率でわかってしまうのです。しかも、最初の1分ほどで。

ほとんどの営業マンの方が、トーク内容が重要だと思っておられるようですが、実は違うのです。逆にしゃべっているのは、私の方で、受講者はみんなメモを取りながら聞いていて、話すわけではありません。

なのに、たったの1分で、「あ~、彼がこの会社でトップの成果をあげているな!」「彼女は間違いなく、トップクラスの売上を出しているな!」とわかってしまうのです。

そして、後で主催者に尋ねてみると、ほぼ9割方当たっています。会話しないのに、見るだけでトップセールスを当てることができるとは、不思議ですよね!どこで、トップセールスか?いなか?見分けがつくと思いますか?

それは、単純に「目」です。

営業研修で話しているのは私なのですが、それをまっすぐな目で、真剣に、目を合わせ、見つめてくる人がいます。彼らこそがトップセールスなのです。私が講演中、トークを何時間としているにも関わらず、決して目をそらしたりしません。時間で言うと9割、私の目を見てきます。

まるで、目の奥にある脳の思考を読み取ろうとしているように、しっかりと刺すように見てきますので、人がたとえ200名いようと、ものすごい存在感を発揮します。この目を合わせてきた人たちだけは、私の記憶に残ります。

「あ~、この人は真剣なんだ!」という印象を受けます。そして、こちらとしては、「目には目を」、「真剣には真剣を」「熱意には熱意を」という気持ちになり、より熱心に、特別に、彼らの思考に訴えるように話し、伝えたい気持ちになるのです。

そして、トップセールス達は、きっとお客様の前でも、これをやっているのだろうな、と感じます。

「目は心の窓」営業トーク中、目を反らしてませんか?

目は心の窓、とは良く言ったもので、思いは目に出てしまうのですね。

あなたは、営業トークをしている時、真剣に、お客様の目をしっかり見てコミュニケーションしていますか?ここまで読まれて、ドキっとした方もいらっしゃったかもしれません。

トーク中に目がうろうろしたり、曖昧な照れ笑いでごまかしたりしていると、それこそが非言語表現になり、自分に、商品に、職業に、会社に「自信がない」と伝わってしまうのです。これでは営業マンとして失格ですね。

「この営業マンは自信なさそうだな・・・」と思われないよう、お客様とコミュニケーションするときに、話の内容だけではなく、「お客様の目をしっかり見て話す」をいうことを意識されてはいかがでしょう。

人によっては、「あまり目を見て話すと相手に嫌がられるのではないか?」など言いますが、これは日本人独特の「逃げ」だと私は感じます。

もしあなたがトップセールスを目指し、営業マンとして人の心を動かし、契約という行動に駆り立てたければ、コミュニケーションする9割の時間、お客様の目を見て話す、ということを心がけることをオススメいたします。

今回、アメリカに一週間ほどいたのですが、良いレストランに行くと上質なウエイター、ウエイトレスがいて、チップ制という完全歩合給の仕事をしている彼らもまた、しっかり目を見て、コミュニケーションしてきたことも特筆しておきたいと思います。

私は、このお話の中に、トップセールスになるための”コツ”があると、胸を張って断言できます。そして、話しの内容以前の姿勢として、「目」の重要性を感じさせられました。

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参考サイト:【吉野式】営業トークのコツ「即決クロージング」

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吉野真由美
こちらがオススメの書籍です
全国の企業にて、講演、営業研修、営業コンサルを開催しています。

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吉野真由美 プロフィール

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吉野真由美プロフィール

プレゼン話し方研究所株式会社 代表取締役 日本テレアポ検定協会 代表 国際医療経営学会 代表 日本プロスピーカー協会 認定プロスピーカー 選択理論心理学会員 ドクター佐藤富雄「口ぐせ理論実践塾」 認定講師

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「営業大学」学長、営業コンサルタント、プロ講演者、営業研修講師、 同志社大学経済学部在学中は、応援団チアリーダー部に所属。応援団副団長を務めスタッフのモチベーションアップを体得。 卒業後、生命保険、コンピューターの営業を経て、世界最大手の英語教育会社に入社。 約100万円の英語教材をどんどん即決契約し、3ヶ月でトップセールスとなり、営業管理職に昇進。自ら培った営業のセールストークを部下に教えたところ、 ゼロから立ち上げた営業組織を、5年間で売上20倍に(年商約20億に)拡大し、最年少で役員に昇格。 日本プロスピーカー協会、認定プロスピーカー試験に過去最高得点で合格(2005年5月現在)。 2005年、英語教育会社を退き、企業研修と営業コンサルティングのプレゼン話し方研究所(株)を設立。 代表取締役社長に就任。 「営業のカリスマ」、「テレアポの女神」と言われ、営業研修や講演が人気に。 企業での営業研修や講演は約2000回、受講者は30000人以上となる。 2013年1月、DVDやCD、ネットでのビデオ講座配信や、リアルなセミナーで営業が学べる 「営業大学」を開校し、ビジネスマンや経営者の業績拡大をサポートし、 全国の受講者やファンから強い支持と高い評価を得ている。 ビジネス書でも、アマゾン総合1位、紀伊國屋新宿本店ビジネス書ランキングで1位のベストセラー 「商品がなくても売れる魔法のセールストーク」(ダイヤモンド社)を始めとする 24冊の著書を発表し、うち6冊は海外にも翻訳出版され注目を集める。 新著「営業するなら人の財布を心配するな!」が、アマゾンのセールス・営業部門で1位になるなど、 高い評価を得ている。

【営業研修・講演の専門分野】 テレアポ、電話営業、セールストーク、モチベーションアップ、プレゼンテーション、 ビジネスマナー、クロージング

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