こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
「今日はありがとうございました。ではまたご連絡させていただきます。」
このような言葉を、お客様と初回面談が終わった後に使っていませんか?
実は、この言葉、初回面談の後には使うべきではないのです。
そればかりか、この言い方をして、
お客様と別れては後がないとさえ思っています。
なぜ使うべきでないのでしょうか?
今回は、NGワードを使うべきでない理由と対策について、
詳しくお話しさせていただきます。
「またご連絡させていただきます」がNGワード?
「今日はありがとうございました。
ではまたご連絡させていただきます。」という言葉。
初回面談で一旦別れ、その後、
また電話をさせていただきます、という意味で使うと思います。
1990年代など、情報化がそれほどでもなく、
人々に時間があった時代にはこれでよかったかもしれません。
しかし、今は逆。
情報化が日夜進んでいますし、人々には時間がない時代です。
そのような時代に
「ではまたご連絡させていただきます」
といった結果どうなるでしょうか。
プレゼンを受けたお客様は、あなたの情報を待たず、
その日のうちにインターネットで検索し、自分で情報収集をするでしょう。
また、時間がない状態ですから、後になって電話をかけても、
打ち合わせ中や外出中などで、直接話せない状態が続きます。
やっと電話がつながった頃には、
「あ~、あの件だったら、こちらでもいろいろ情報収集して、
見積なども取り寄せたから、もうこなくていいよ。
いろいろ検討して、必要だったら、こっちから電話しますから。」
となることも考えられます。
たった一文の言葉ですが、
次回面談のチャンスを逃しかねない言葉だったのですね。
「またご連絡させていただきます」は2度デマ
では、なぜNGなのかもう少し考えて見ましょう。
以下の①②のケースを見てください。
- 1回の面談を生かし、相手のニードを把握し、できる限りの情報提供をし、宿題をいただき、次回の面談の日時を約束して別れる。
- 1回の面談で、まずは、そこそこに相手のニードをさぐり、情報提供して別れる。後から電話して、どのようにお役に立てるかを言い、再度、アポイントをとりつける。
①は、お会いしてホットな状態で次の約束をとりつける
②後から電話して、相手が少し冷めた状態で次の約束をとりつける
ということになりますが、
あなたなら、どちらを選びますか?
間違いなく、①ですね。
前回記事でも紹介したように、
初回面談の目的は、宿題をいただき
2回目の面談の日時を指定したアポイントをいただくことでした。
一方②では、間に電話が挟まるわけですから2度デマになってしまいます。
くれぐれも、②のようなことをしないように注意してください。
次回面談に最適な日とは?
では最後に、2回目の面談に最適な日をお伝えしておきます。
結論からになりますが、それは最短で2日後。
※最長でも7日(つまり一週間後の同じ曜日)が好ましい
そして、2日後が良いというのには理由があるのです。
相手の立場を考えてみましょう。
翌日であれば、時間がなく、十分に準備ができませんが、
2日後であれば、余裕をもって取り組めるはず。
ですから私は、必ずこう言っていました。
「では○○さま、まずは~~について
ご提案書を作ってきますので、見てみてください!
2日後の○月○日○曜日の○時ころは、いらっしゃいますか?」
ここで大事なのは「見てください!」と言いきることです。
「見ていただけますかぁ~?」では、相手がYESかNOかを考え、
NOを選択する可能性が高まってしまいます。
一旦プレゼンを見ていただければ、
良さを伝え、気持ちを動かすことも可能ですから、
言い切るよう心がけ、まずはプレゼンさせてもらえる機会を作りましょう!
NGワードを使わずに、次回面談を取ろう!
「ではまたご連絡させていただきます。」
この言葉がNGワードだという真意、理解していただけましたか?
あなたも「後から電話します」と言う言葉で逃げずに、
果敢に初回面談で次回アポをいただくようにしましょう。
そして、今回紹介した方法は、
相手の時間を大切にするやり方でもあります。
きっと商談がスムーズに行くようになりますよ。
ぜひ、明日から活用してみてくださいね!
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