こんにちは。吉野真由美(よしのまゆみ)です。
前回記事の中で、
男性にも女性にも3段階のレベルがある、
というお話を少ししました。
今回は、その続き。
まずはレベル1である
”スーツにネクタイ”のケースを
考えていきたいと思います。
”スーツにネクタイ”の基本をおさらい
スーツであれば、シングル。
色は、紺系かダークグレーなど、落ち着いたもの。
ワイシャツは、派手なストライプを避け、白や淡い色。
ネクタイは、ビジネスシーンに合わせて色柄を選ぶのが基本です。
ネクタイの色の目安としては
- 自分の積極性を表現したいときには、赤系
- お詫びやクレーム処理などでは、紺かグレー
が定番です。
ちなみに、ふざけた柄のネクタイはNG。
動物が笑っている絵や、
食べ物をモチーフにしたネクタイなどは、
買わないのが無難です。
靴は、黒や茶などスーツの色に合ったもの。
靴下は、黒などダークカラーのビジネスソックス。
白い綿のソックスなどは、絶対にNGです。
あなたは大丈夫?服装のマナー度チェック!
さて、ざっくりとではありますが、
”スーツにネクタイ”の基本をおさらいしたところで、
あなたの服装マナー度チェックしましょう!
以下の13問の設問に、OKか、NGかで答えてくださいね。
- 私は体格が良くダブルのスーツが似合うため、それでお客様のところに行く
- 彼女に「似合う!」といわれた色つきのメガネをかけている
- ひげが濃く、剃るのが大変なので伸ばしている
- 自分の好みの太いストライプのシャツを着ている
- ディズニーファンなので、ミッキーマウスのネクタイをすることが多い
- 学生時代からの習慣で、耳にピアスをしている
- 歩きやすいので、厚底の靴、オデコの靴を愛用している
- 普段はリュックで営業にいく。誰にも迷惑をかけないのでいいと思う
- 眉の手入れしたことがない。伸ばしっぱなしの自然体。髪を切りにいくのは2ヶ月に1度
- 実はプレスリーのファンなので、以前からもみあげは長くしている
- 美容院のお姉さんが「かわいい!」といってくれた、ディップでツンツンたたせた髪型で営業に行っている
- 外資系企業に営業にいくことが多いため、外人っぽく、というほどでもないが、明るい茶色に髪を染めている
- がんばってお金をためて買った、金のブランド物の、高額な時計をしている
回答と解説
先ほどの設問、全部NGです!
念のため解説しておきましょう。
- 営業職としては、スーツの基本はシングルです。
- 色つきメガネは、自分の印象を変えてしまい、人から誤解されるおそれがあるため、避けたほうが無難です。
- ひげは剃る、が基本です。ひげを伸ばしていた、という理由だけで不採用になった人を私は知っています。ひげは趣味のものですので、長期休暇のときなどに伸ばして楽しんでみては。
- 太いストライプのシャツは、必要以上に派手に見える場合があります。
- ディズニー関係者ならディズニーのネクタイなどもいいでしょう。そうでない方は、キャラクターもののネクタイはNGです。
- 人は自分に似た人が好きです。まだまだ男性の耳ピアスは会社では少数派。避けたほうがいいでしょう。
- カジュアル嗜好の靴はビジネス向きではありません。
- かばんはリュックではなく、手提げタイプのものを使用しましょう。肩掛けがついているものもOKです。つまり、A4の書類がすっと出し入れでき、スーツがシワにならないかばんが良い、ということです。
- 髪とまゆ毛を伸ばしっぱなし、これは自然体というより、だらしない印象になります。1ヶ月に1度は髪をカットし、できれば同時にまゆも整えてもらってみては?
- もみあげには、流行がありますが、極端に伸ばす、短くするは、NGです。ある程度流行にそいながらもプレーンに。
- 整髪剤で光らせツンツンたたせた髪型は、意外にも年配の保守的な方に不評です。アバンギャルドすぎるとか。自分のストライクゾーンをひろげるためにも避けましょう。
- 白髪が多いなどの理由で髪を染める人も多いものです。茶髪そのものが悪いわけではありませんが、周りとの調和が大切です。染める場合には、明るすぎない色にとどめましょう。明るすぎる髪色は、信用できない印象となります。
- 高額なブランド物の時計そのものが悪いわけではありません。が、ビジネスシーンで、派手で高額すぎるものを身につけると、仕事に影響がでる場合があります。つまり、「この営業から買うと、この人はものすごく儲かるのか?」などと、よけいな推測をさせてしまったり、商談中に、そこにお客様の目がいき、気が散る、というようなことが起こります。
これらは、基本中の基本であり、
知っておいて損はないので、しっかり頭にいれておいてくださいね。
では、続きは次回記事で確認していきましょう。
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