「テレアポの女神」が教える「1本の営業電話」の重要性
みなさん、こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
前回記事:営業の現場で吉野流の実践的テレアポのコツを作った方法2では、私がテレアポによって仕事を発注したことを紹介し、テレアポの素晴らしさ・重要さといったものをお伝えしました。
そこで今回は、よりテレアポの素晴らしさ・重要さといったものを伝えるために、前回と少し違った角度から紹介したいと思います。
テレアポは恋のきっかけといっしょ!
みなさんは、小田和正さんの歌「ラブストーリーは突然に」をご存知でしょうか?
「あの日、あのとき、あの場所で、君に会えなかぁったらぁ~♪」のフレーズでお馴染みの大ヒット曲です。
”あの瞬間二人が出会えてなかったら、この恋は始まらなかった・・・”
そういった意味の歌詞なのですが、私はこの曲からあることに気づきました。
「もしかして、テレアポもこの曲と同じなんじゃないかしら!?」と。
そうなのです!
恋のきっかけも、自分で出会いを創らないと始まらない!
商談、そして、成約のきっかけも、こちらから電話をかけることで創るしかないんです!
このことは、前回記事(リンク:吉野流!結果の出るテレアポスキルができるまで②)で紹介した2つの体験談で実感していただけたかと思いますが、実は、もう一つ体験談があります。
テレアポの良さが分かる体験談3
数年前、人材派遣会社を頼んだときのことでした。
ある年の4月、急な大型受注をいただき、それはそれで嬉しいのですが、現存の社員で手がまわらなくなりました。
その結果、従業員数名が夜遅くまで残業することに・・・。
「今のままでは、まわらなくなるかもしれない。早急に人を手配しないと・・・」
そう考える私のところに、一本の電話がかかってきました。
「人材派遣会社の○○です。御社でも急なお仕事などで、人材の確保がむずかしくなる場合もあるのではないでしょうか。弊社は~~の人材を派遣しております。ぜひ1度ご挨拶にうかがわせていただきたいのですが・・・」
そんな電話でした。
アイミツや競合はしましたが、すぐに来ていただきました。
そして、最終的に電話をかけてきたC社に人材派遣を依頼したのでした。
9割の潜在客へのアプローチは「テレアポ」が良い
これらのケースから何がわかるでしょうか?
お客様には、
・今すぐ頼みたい「今すぐ客」つまり顕在客
・漠然と考えているが自分からは行動をおこさない潜在客
の2パターンいます。
そして、その割合は図のとおりのようになっています。
上位1割は顕在客。この方はインターネット等を使い、自ら商品やサービスを探します。
しかし、それ以外の9割が潜在客です。
もちろん、下位の興味のない層までをもアプローチする必要はありませんが、ここにアプローチしない訳にはいきません。
そして、その方々を見つけて、お会いする手段って何だと思いますか?
私の経験では「テレアポしかない!」そう考えています。
大型受注も一本の「テレアポ」から
でも、まだまだテレアポに対して懐疑的になっている人もいるようですね。
こんな声が聞こえてきそうです。
・吉野さんは、もともと営業だから、テレアポで営業をかけてくる会社に弱いんじゃないの?
・一般のお客様たちは、自ら営業をしてきたわけじゃないから、そんなお情けみないな気持ちはもってくれないよ
と。
本当にそうでしょうか?
では、最後に、この例もあげてみたいと思います。
大手外資系企業がJBSに仕事を発注する理由とは?
東京に、JBS(日本ビジネスシステムズ)という信用の高いコンピューター会社があります。
システム構築やハードの販売で成果を出していて、その顧客には金融や外資など、そうそうたる名門企業が名をつらねています。
今ではJBSは営業の新規見込み客開拓は一切しておらず、その社長の牧田氏は「既存のお客様を丁寧にサポートし、満足していただくことで精一杯。それが一番の営業。」といっています。
この営業方針に惹かれた私は、JBSのお客様のある一社(外資の大手企業)にこう尋ねました。
「なぜ、あなたの会社はシステム構築をJBSに頼んでいるのですか?」と。
すると、驚くような答えが返ってきたのです。
キッカケはやはり「テレアポ」だった
「昔は、よその会社に頼んでいたんだけど、ある時、JBSの女の子から一本の電話がかかってきた。メリットがありそうだったから来てもらった。
小さな仕事を任せてみたら、気が利くし、なかなかがんばってくれるから、それからうちは、ず~~っとコンピューターのことはJBSに頼んでいるんだよ」
実は、この女の子こそ、私、吉野真由美だったのです。
当時、まだ創業時で既存顧客もたいしていないJBSで私は、営業として新規見込み客開拓の仕事をしていました。
「吉野さん!電話をするんだよ!まずはアポを取るんだ!」
当時牧田社長は私にそういって、たった1冊の分厚い本を手渡しました。
「なんですか、これは?」
「うん、外資系企業名簿だ」
外資系企業名簿を受け取った私は、どんどん電話をかけ、あたりをつけていきました。
資料もおくりましたし、送付後の電話もしました。
当時まだ、JBSは無名の会社だったので、会社概要はA4版の薄っぺらい紙切れ1枚でした。
もちろんたくさん断られ、腹が立ったこともありましたが、行動した分、じりじりアポもとれて、訪問につながっていきました。
そして、6ヶ月後には多数の企業から依頼をいただけるまでになっていました。
「1本のテレアポ」がいかに重要か実感した
それから、20年近い年月がたちました。
そして、JBSの社長・牧田氏は今でもこう言うのです。
「あのとき吉野さんが、外資系企業にテレアポして、新規開拓してくれたおかげで、今だにうちのお客様の約半分は外資系企業なんだよ。」と。
何と、私が見込み客開拓したときのお客様と、今だに取引をしているというのです!
また、基本的には自ら泥臭い営業活動を繰り返すわけでもない外資系企業の人たちも、私がテレアポでアプローチした時には、ふと心を動かされ、会ってみて、そして、依頼するようになっていったという事実があります。
そして、たくさんの経験、長い営業活動の果てに、私は「どんな大きな受注も、継続依頼も、すべては一本の電話、テレアポから!」こう実感するようになりました。
だから、とにかく、一本のその電話をかけることの重要性、その一本の電話が築くであろう、でっかい未来、それに思いをはせ、目の前の小事にとらわれることなく、まずは、丁寧に行動!そのように言い切れます。
次の記事「契約につながるアポを取るため”意識”を変えよう!」は、間もなく公開!お楽しみに!
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