1秒で不採用!?訪問時にしてはいけないNG行動とは?
こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
新卒採用、中途採用。
様々な場面で面接、面談が行われ、
その企業に適した人かどうか、
数十分の間に採用担当が判断します。
このような話を聞くと
「たった数十分の間に決められる訳が無い。
結局、学歴や職歴が大事で採用されるコツなのでは?」と、
おっしゃる方がいます。
しかし、どんなに学歴が良くたって、
職歴が良くたって、
たった1秒で不採用になってしまう
行動があるのです。
果たして、たった1秒で不採用を決意させる行動とは、
一体何なのでしょうか?
今回は、その行動について
お話をさせていただきたいと思います。
営業マンがプレゼンで顧客を訪問するときにも
絶対必要なビジネスマナーです。
もしかしたら、あなたも、一瞬で不採用になる
行動をしているかもしれませんよ。
他人事だと思わず、ぜひ参考にしてみてくださいね。
数百人の方と面接した中での”とある体験”
営業管理職の時代、私は多数の人を採用してきました。
- 拝見した履歴書約900枚。
- 面接した人、約600名。
- そして、採用した人は300名。
- 残った人は150名。
もちろん”人は見た目だけではない”と
知っていましたし、長く良い付き合いができる人を
採用したかったので、訪問時にじっくり会話をしてから
結論を出すのがコツだ!と考え、常としてきました。
また、その方の学歴、職歴など、
過去についてのみ話題をふるのではなく、
「これから先どうなっていきたいのか?」
「どんなビジョン、どんなこころざしをもっているのか?」
ということにも重きをおくのが私流の営業マン採用のコツでした。
つまり、見た目と過去にこだわらず、
未来に対して前向きな人を営業として採用する
という気持ちで人に会い続けました。
そんな私が過去に1度だけ、
たった1秒で不採用を決めたことがありました。
しかもそれは、履歴書上では
何一つ欠点の無い方だったのです。
履歴書の内容だけで採用は決まらない!
私が、たった1秒で不採用にしたCさんは、
とても優秀な方でした。
事前に送られてきた履歴書を見ると、
申し分のない学歴です。
そして大学を卒業した後、名の通った企業3社に、
数年ずつ勤めてきたことが書かれていました。
写真もどこといって問題なしで、字も丁寧。
両親の学歴と、兄弟の学歴、
またそれぞれの現在の勤め先まで
記載されていたのには、驚きましたが。
履歴書に手に、私は期待して、
面接場所である応接室のドアを開けました。
そしてそこには、上品な紺のスーツに
地味なネクタイをした男性が座っていました。
しかし、Cさんの”ある行動”が私を驚かせたのでした。
Cさんが取ってしまったNG行動とは?
「お待たせいたしました。
本日面接を担当させていただきます、
マネージャーの吉野と申します。」
といって、部屋に入った私を、
なんと、Cさんは、
どっしりと座ったまま出迎えたのでした。
長いす(ソファー)に座り、たじろぐことなく、
Cさんは、ゆっくりと顔を上げ
私が入ってきた方向を眺めました。
その瞬間、私の中で
「この人を採用してはいけない!どうかしている!
絶対に人前に出してはいけない。」と
心の声が叫びました。
すぐに立ちお迎えするのがマナーのコツ
通常、面接であれ、営業であれ、
企業を訪問し人に会う場合、
待ち方には明確なマナーとコツがあります。
一番大切なこと、それは
「相手が入室してきたら、
すっくと立ち上がり出迎えること」です。
決して、のっそりと、ではなく、
すばやく立ち上がり、笑顔で迎えるのが、
敬意の表すコツなのです。
Cさんの行動は、それとはまったく逆。
履歴書に載っていた
学歴、前職の企業の名が泣く・・・、
私はそう思いました。
「親から会社から、
いったい何を習ってきたのかしら、この人は?」
そのように思われても、仕方がない訪問時の行動です。
マナーや面談のコツを学ぶことなく
今まで生きてきたのでしょうか。
ミスとはいえないほどの初歩的な間違いを、
30歳を過ぎたCさんはおかしたのでした。
1度ついたバッテンは、消えません。
私はCさんとの面接を15分そこそこで切り上げ、
オフィスに戻り、即、事務の人に対し
「不採用通知の準備をお願いします」と
告げたのでした。
まとめ:たった1秒でも、その人の人格が映る
訪問時に会議室、また、応接室で人を待つ場合、
また、相手がいらっしゃった時には、
すみやかに立ち上がって迎え、
挨拶する姿勢が日本では
最低限のビジネスマナーであり
コツ・秘訣であると、考えられています。
当たり前の行動ができていないと、
それだけで「この人と一緒に仕事はできない」と
判断されます。
学歴や職歴よりも、お仕事をする上で
一番大切なのは嫌われないことで
そのコツこそビジネスマナーです。
1秒でバッテンをつけられないためにも、
営業ビジネスマナーのコツを連載していきますので
確実に実行し、営業のプレゼンで訪問するときに
失敗しないようにしてくださいね。
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