こんにちは。吉野真由美(よしのまゆみ)です。
先方に到着したら
「何をどう言う?どう行動する?」と、
色々と不安になりますよね。
ですが、そのようなことを気にする前に、意識したいことがあります。
それは、先方の会社の従業員の方々
すべての人に対して敬意をもって接することです。
「営業という仕事は、所作1つ1つまで見られているのだ!」
と言っても過言ではないかもしれません。
そこで今回は、訪問先での振る舞い方について、
例を交えながら解説していきます。
仕事の成功にも関わってくる大事なことですから、ぜひ参考にしてくださいね。
訪問先での無礼な態度は絶対にNG!
まずは、間違った考え方を紹介します。
それは
「私は社長の○○さんにアポをとったんだ。
だから、○○さん以外の人に対しては、別にへりくだる必要はない。」
という考えです。
企業を訪問すると、警備の人から、受付、新入社員。
さらには、お茶を出してくれた人まで、いろんな人に接します。
しかし、あなたが訪問先の従業員の方々に対して、
「敬意をもって接しているのか、そうでないのか」は一目で分かります。
特に、社長が見れば一目瞭然。
企業のトップというものは、従業員のことを大切にし、
愛情をもっていることが多いため、
あなたの無礼な態度一つで、契約が台無しになるなんてこともありますよ。
無礼な態度は”敵を作る”ことも
また、社内の口コミも馬鹿になりません。
先ほどの間違った考えによる無礼な態度もそうですが、
男性を敬い女性を軽視する、なんていう行動もNGです。
取引先の従業員の方々に嫌われてしまうばかりか、
最悪の場合、敵を作ってしまうことも考えられます。
「あの人、社長にはペコペコしてたけど、私たちには偉そうな態度だったわよね。
二面性がある人?信用できない。」など思われてしまったらどうでしょう?
これでは仕事どころではありませんよね。
そう思われないためにも、権限のある役職者に対してのみ丁寧に振る舞うのではなく、
そこで働く全ての従業員の方々に対して、真摯な態度で接するようにしましょう。
真摯な対応は、仕事に繋がることもある
大学卒業後、私は、生命保険の営業で銀行を訪問していたのですが、
そちらの女性行員たちが、このように言ったことがあります。
「吉野さんだから保険に入るわ。
だって、うちの銀行には沢山の生保レディーが来るけれども、
どの人もみんな女の私たちには見向きもしないの。
男の人にばかりアプローチするのよ。」と。
社内の人たちは、外部の人が訪問した場合、
どれだけ自分に対し敬意があるのかをきちんと見ています。
それが人間というものです。
あなたも、男女、役職、パート・派遣社員か正社員か、といった区別なく、
すべての人に対し同じように上質な対応をするのだと心がけてください。
客先の社員を味方につけなければ成功はありえない!
さらに、こんなこともありました。
その銀行で、組織変えや移動、希望退職を募るといった、
大きな人事の変革があった時のことです。
外部から来ている営業の私たちが耳にするには、
本来時間がかかるはずだったのですが、
常日頃から親しくしていた一般社員の方が、私に教えてくれたのです。
「吉野さん、知っておくといいわよ。
ニュースなどで知っているとは思うけど、
今度、うち、変革があって、~~~になることになったのよ。
だから、○○のセクションでは動きがあるかもよ。」
それは当たり障りのない情報でしたが、営業の私にとっては重要な情報でした。
結果として、他社生保の人たちの元へ情報が届く頃には、
私は動きのありそうなセクションにアポ取りの電話を終えていたのです。
客先の社員が味方であるということほど心強いものはないと思った瞬間でした。
敬意を持って接する」ことが仕事での成功の第一歩!
私は、常に「その企業に勤めるすべての人を大切にする」
ということを意識し、丁寧にコミュニケーションを重ねてきました。
だからこそ、いろんな方々に助けていただきましたし、
それがなければ成功することはなかったのかと感じることもあります。
もちろん、仕事をする上で当たり前のことですが、
横柄な態度を取る方は残念ながらいらっしゃいます。
あなたは、どの訪問先でも「敬意を持って接する」ことができていますか?
どの訪問先でも
「あの人は、すべての人に対して丁寧で親切。
態度が良い。何かあったら協力してあげよう。」
と思っていただけるように、常に意識していきたいものですね。
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