こんにちは。吉野真由美(よしのまゆみ)です。
「一事が万事」という言葉、ご存知でしょうか?
私は、人を判断するときによくこの言葉を思い出すのですが、
「小さな出来事が全体を象徴している」という意味です。
初対面であれば、挨拶の場面。
名刺交換をする際は、相手のことをチェックします。
ですが、あなたはしっかりと出来ていますか?
そこで今回は、お客様との最初の出会いである
名刺交換についてお話ししていきたいと思います。
営業に関しての基本的な行動も、
気をつけてきちんと行動できるよう心がけていきましょう。
名刺交換は、4つの自信を持って行う!
営業は4つの自信が必要である、といわれています。
- 自分に対する自信
- 職業に対する自信
- 会社に対する自信
- 商品に対する自信
名刺交換は「この4つの自信を凝縮しておこなう」
といっても過言ではありません。
もっと言えば、名刺交換で仕事の取り組み姿勢までわかってしまいます。
名刺交換をないがしろにする方であれば
「他の仕事のプロセスも雑なんだろうな」というイメージを与えてしまいます。
それぐらい大事なものなのですから、
スマートかつ好感度高く、そして印象深くおこないたいものです。
名刺交換における9つの基本動作
印象深い名刺交換をするために、
まずは9つの基本動作を頭にいれておきましょう。
- 訪問者が先におこなう
- 相手が複数の場合は、訪問先の上司に対し先に名刺交換する
- こちらが複数の場合には、こちらの上司が先に名刺交換する
- きちんと相手の目を見て
- 会社名、部署名、名前(フルネーム)を名乗る
- 両手で渡し、両手で受け取る
- 受け取った名刺は、名刺入れの上に乗せ、胸の位置で持つ
- 着席してからは、名刺入れの上に、名刺を乗せ、右側に置く
- 複数の名刺がある場合には、役職が一番上の人の名刺を名刺入れに載せる。その他の方の名刺は、誰がどの名前かわかるように、座った席順にならべておく。
そして、名刺交換をする際は
「はじめまして。わたくし、○○株式会社で、XXを担当しております。
○○X雄と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
と、端的に自分のことを話しつつ、相手に渡します。
名刺交換時にこれをやったら大恥をかく!NGマナー編
基本動作を学んだ後はNGな例を見てみましょう。
そして、もし普段やってしまっているのなら、これを機会に直すようにしてください。
NGマナー①机を挟んでの名刺交換
テーブル越しに名刺交換するのは、ぞんざいな印象をあたえてしまいます。
自分から歩み寄り、机、テーブルをはさまず、直接向かい合い名刺交換しましょう。
NGマナー②直前に名刺入れを探す
いざ名刺交換をするという時に「あれっ、どこいったかなぁ。」など、
かばんの中をひっかきまわしているようでは、
整理整頓ができないルーズな人に見られてしまいます。
男性は胸のポケットから、女性はバッグから出すのが基本です。
また、定期入れや、お財布から名刺を出すのではなく、
皮製などの上質な名刺入れを用意し、そこから出すようにしましょう。
NGマナー③汚れた名刺を渡す
ほとんどいらっしゃいませんが、ときどきお見受けします。
一事が万事という言葉を思い出しましょう。
だらしない、無頓着な人、と思われてもこれではしかたありません。
名刺交換するのであれば、必ずまっさらな綺麗な名刺を出しましょう。
そして、傷んだ名刺を見つけたならば、
すぐに処分し、人前で出さないようにしましょう。
名刺交換時のトラブル対処法
人間誰しも完璧な人なんていませんから、時に失敗するものです。
ですが、予め対処ができるものは、前もって準備しておきましょう。
名刺を忘れた!もしくは切らしてしまった!
営業としては、常に最低でも40枚ほど、
名刺を名刺入れの中にいれておくのが基本です。
セミナーやパーティーなどに参加しても、対応できるようにしておくのです。
ですが、名刺を持っていくのを忘れた
もしくは切らしてしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
そのような場合は、「申し訳ございません。
あいにく名刺を切らしておりまして、後日お送りさせていただきます。」といって、
3日以内に簡単なご挨拶の文面をつけて名刺そのものをお送りするのがマナーです。
相手から先に挨拶されてしまった!
名刺交換は、営業としては自分から先にするのが基本です。
しかし、それでもタイミングによっては、
相手が先にしてくださった、ということも起こってきてしまいます。
その場合は、
「頂戴いたします。(名刺受け取り)申し遅れました。
わたくし、○○株式会社で○○を担当しております、
○○X雄と申します。どうぞよろしくお願いいたします。」
といって、すみやかに自分も挨拶しましょう。
まとめ:名刺交換は、スムーズかつスマートに済ませよう
今回は名刺交換の基本的マナーとNGマナーについてお話ししてきました。
今まで何百回と交換してこられた方がほとんどだと思いますが、
これを良い機会だと思って、今一度見直すようにしてください。
「一事が万事」
この考え方は、ビジネスでも私生活でも、常に意識していきたいものですね。
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