【吉野式】飲み会が嫌い!上手にやりくりするコツ2
みなさん、こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
今回は、私が営業時代に培ってきた
「飲み会の席で上手にやりくりするためのコツやノウハウ」を伝授したいと思います。
第2章では
・「上司に失礼なこと言ってませんか?」1番ダメなNGトークとは?
・「先輩からのご飯のお誘い」絶対に覚えておきたいノウハウ
と、2つのテーマを紹介します。
どれもすぐにできることばかりなので、ぜひ参考にしてみて下さいね!
「上司に失礼なこと言ってませんか?」1番ダメなNGトークとは?
普段は見れない姿を見ることができるのが、飲み会の魅力でもありますよね。
「あの真面目な人が、あんなことを・・・」
「あんなに歌がうまいとは知らなかった!」
「営業部の○○課長って、なんか子どもみたいだよね!」
「きっと仕事でストレスたまってるんだろうね~、あの暴言すごかったね」
「お酒飲んだときだけ、マシンガントークになるよね!鬱積してるのかな?」
このように、同僚の意外な面を見たとき、
ついそれをその場で口にしたくなるし、反応したくなるものです。
それこそこっちだってたまってるから、
お酒の力を借りて、言いたいこといっちゃいたくなる・・・。
それが悲劇を生むのですが。
飲み席ではトラブルが起きやすい
あ~、飲み過ぎで忘れててくれるといいのだけど、
昨夜、上司に飲み会の席で余計なこといっちゃったんだよね~。
なんて、よくありますよね。
ついついトークが盛り上がった時に余計なことを言ってしまったり、
暴言とまではいかなくても、しこりを残すことって結構あります。
先日、飲み会で見てしまいました。
営業部門の女性スタッフXさんが、男性の上司Yさんを怒らせてしまうところを・・・。
男は「自慢トーク」をしたい生き物!
男とは、つくづく「力の欲求」が強い生き物です。
なんだかんだ言っても「人から認められたい!」「みんなから尊敬されたい!」
「俺の凄さを見せつけたい!」「一番すごい人でいたい!」っていう、強い欲求があるんですよね。
それがお酒の席では炸裂します。
「俺はね!」
「俺なんか、こんなにすごい仕事したんだ!」
「こんな大きな案件、ひとりでまとめたんだぜ~」
「こんな大きな会社と取引してるんだよ!扱う額なんて、○億円なんだ!」
と、自慢トークが始まりました。
そして、
Yさんのトークは誇張されながらも、大きな声で、えんえんと続きます。
吉野式SOS話法でトークを盛り上げるべきだが・・・
上司の自慢トークが始まったら、
「へぇ~、すごいですね~!」
「さすがです!」
「どうやってやったのか教えてください!」
と、「すごい」「教えて」「さすが!」の吉野式SOS話法で盛り上げるのが鉄則です!
しかし、女性スタッフXさんはSOS話法を知らなかったんですね。
また、どちらかというと美人のタイプのXさん、
自分がちやほやされることには慣れているのだけれども、
人を立てる、人を持ち上げるコツやノウハウを知らなかったようです。
そればかりか、
あきらかにめんどくさそうに上司Yさんの話しを聞いたのです。
そしてついに、
ある大きな自慢トークをYさんがした瞬間、極めつけの失礼なひとことが出てしまいました。
【飲み会ノウハウ4】相手の話しをさえぎる=NGトーク!
それは、「はい、はいっ!」という言葉でした。
これは完全なるNGトークです!
あろうことか上司のYさんを軽くいなすように、言い放ち、
そのあと「よくわかりましたからね!もうそのへんで!」っと言ったのです。
一瞬にして場がしらけました。同じ席にいた私もギョッとしました。
しかし、当の本人であるXさんは、自分のひとことが場を盛り下げたことには気づかず、
逆に「Y上司のおしゃべりを体よくストップさせて私ってエライでしょ!?」
みたいな顔をして平気で飲んでました。
NGトーク以外は基本許される!
後日、上司Yさんが、美人Xさんのことを「大嫌い!」と話しているのを聞きましたよ。
失礼って、気づかないでやるのが一番怖いのです。
失礼しちゃったな、って気づいているうちが花なのです。
「昨夜、上司に失礼しちゃったかも!」って思えるあなたは利口な存在なのです。
もし、NGトークを言ってしまったかなと思った時は
「昨夜はごめんなさい!私、はめはずしてましたよね!
失礼しました!今日はランチご馳走させてください!」と、
カラっと笑顔で言ってみてはどうでしょう。
何事も受け身にならず、こちらから歩みよるのが得策です。
悩んでいても何も始まらないので、カラッと言うのがコツですよ。
「先輩からのご飯のお誘い」絶対に覚えておきたいノウハウ
「会社の先輩、向こうからのお誘いだし~、
ここはとっととご馳走になっちゃえ~!」って思うのは当然ですよね。
でも、人って、払ってもらったお金のことはすぐに忘れるんだけど、
払ったお金のことはよく覚えてるんですよね~。
その先輩に、うっかりご馳走になってしまったために、
後からやっかいな仕事とか頼まれて
「あの時、ご馳走したじゃない!やってよ!」みたいなことになってしまって、
断れなくなり、自分が困るってことはないかしら。
人が先にお金を払いたがるときって、絶対に後で何かあると思って間違いなし。
いや、たとえ、後で何かを頼もうと思って、払っているのではなかったとしても、
後々、依頼を拒めないなど、自分が窮地に立たないよう
上手にやりくりするためのノウハウを覚えておきたいものです。
ご馳走されたのに損をする?営業時代の話
私にも経験があります。
当時、私は経営トップとして、スタッフたちを自分で研修セミナーをする立場でした。
いつも、一泊2日くらいで80名ほどのスタッフを研修し、宿泊し、
宴会などもできるホテルなど会場を探していたのです。
そして、
あるパーティーで、ホテルのオーナーを紹介されました。
「Z社長は、○○県にある、XXホテルを買い取られて所有されてます。
海のそばにあり、風光明媚な景色が楽しめる、
エステ・スパも充実したリラクゼーション型のとっても素敵なホテルなんですよ!
先日私もご招待いただき行ってきたんですが、本当にくつろげる素晴らしいホテルでした。」と。
トークの流れで、ホテルの下見に行くことに・・。
非常に魅力的なホテルだと感じたので、ついつい
「え~、素敵ですね!
私は、自分のスタッフのために定期的に一泊2日で研修セミナーをしているのですが、
次の開催地がまだ決まってないんです。
そちらのホテルに80名が集って研修できるような会場はありますか?」と、聞いてしましました。
すると、
「もちろんです!海が見えるチャペルがあります。
そこを研修で活用されてはいかがでしょう?気持ちの良い場所ですよ!」
というお返事をいただき、
「わぁ、それは素敵です!ぜひ1度下見にいかせてもらえませんか?」とお願いし、
私は大喜びでこのホテルにいくことにしました。
秘書の女性をつれ、一泊2日で。
だって、設備すべてを確認し、試してみたいのですから。
がんばったスタッフには褒章として、エステをプレゼントしたい!
だから、エステも試しましょう!スパも!
また、食事のコースも試してみないと!と、
ランチ、ディナー、朝食と、秘書をふたり、このホテルの設備をすべて堪能しました。
ご馳走になった結果、10倍のお返しをすることに!
帰り際にフロントで「お支払いを」と言ったところ
「いただかないようにと支配人から言われております」と言って、
お金を受け取っていただけなかったんです。
全部自分で払おうと思ってエステやスパ、食事を楽しんだのに!
ざっと計算しても総額20万円は軽くいっているのでは??
「わぁ~、20万円もご馳走になっちゃったぁ~」というわけで、
ホテルオーナーのZさんにお礼の手紙を書き、
そして、次回の一泊2日の研修はもちろんそのホテルを使わせてもらいました。
80名が泊まって、研修して、食べて・・・私は、約200万円支払いました。
「20万円ご馳走になり、200万円支払った」
これが結果です。
【飲み会ノウハウ5】ご馳走されたら倍返し以上になることも!
もちろん、ホテルオーナーのZさんは
最初からそれを狙ったわけではないかもしれないのです。
しかし、してもらったのと同額返したくなるのは当然で、
場合によっては2倍、いや、私のように10倍返すことになるケースもあるのです。
この話しで何がわかりますか?
人の親切を受けるな、と言っているのではありませんよ。
そうではなく、「親切は受けていい!」
でも、自分の中で「何かお返ししなきゃ!」という返報性の法則が働き、
オブリゲーション(義務)を自然と感じてしまう場合もあるので、要注意なのです!
先輩が「おごるよ!」と言ったときには、お財布を胸の高さでもって
「いえいえ、それは申し訳ないです!お世話になっているのは私の方なので!」
と最後まで抵抗しましょうね。
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前回記事:苦手な営業の飲み会を上手にやりくりするのが営業のコツ
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