【成功ノウハウ2】大勢の前で夢を言葉にしてみよう!
こんにちは。
吉野真由美(よしのまゆみ)です。
日常会話、ちょっとしたトーク、営業プレゼン・・・。
私たちは、日々言葉を使って生活をしています。
言い換えれば、意識が言葉を作っているともいえます。
もちろんその逆もあり、言葉もまた意識に影響を与えているのです。
そして、「心の中で思うだけ」と「言葉にして発すること」。
ここには天と地ほどの違いがあります。
つまり、自分が求めるものがあれば、
黙って心の中で願ったり唱えたりしているだけよりも、
それを言葉にして自分の口から発することの方が、
自分自身がより強く目的を意識できる、ということなのです。
そこで今回は、前回記事の続きとして、
成功するために「大勢の前で夢を言葉にすることの大切さ」を紹介します。
今すぐできるノウハウなので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。
なぜ言葉を発することが大切なのか?
「なぜ言葉に発することが大切なのか?」
それを分かりやすく理解するためには、
まず人間の進化の過程を振り返ってみる必要があります。
もともと人間は、木の上でチンパンジーのような生活をし、
草原に下り、次第に四つん這いで生活をするようになりました。
そして、四つん這いから、前のめりの姿勢で歩くように、
歩いているうちに背筋が伸び、2足歩行をするようになりました。
脊髄の発達で「得たもの」
それと同時に発達したのが、脊髄です。
そして、脳と声帯も発達してきました。
整体の発達とともに、人間は声にならないような声を発してきました。
これが、仲間とのコミュニケーションツールとしての言葉の元になったのでした。
そして、声を出すことによって、新たな変化が生まれました。
人間は自分の声で発した声を、自分で記憶することにより、脳を発達させたのでした。
「声に出すノウハウ」は脳が関係している!
自分の声を記憶しながら発達し続けた脳は、ある癖を持っていました。
それは「自分の発した声には、強い影響を受ける」ということです。
「心の中で思うだけで声に出さない時」「声に出して言ってみる時」
この2つに大きな違いがあるのは、このせいなんですね。
自分の発した言葉は、自分に一番影響を与える
こんな経験はないでしょうか?
「小さなことで腹を立てたつもりなのに、言葉にして具体的に怒りを表しているうちに、
ますます腹が立ってきて、興奮して、自分で収拾がつけられなくなった」などということは。
これもまさに、自分の言葉が自分に影響を与えた証拠ですね。
口にすることで、その意識はより強まるのです。
そして、営業マネージャーだった頃、こんなことがありました。
メンバーから、電話で相談を受けている時のことです。
小さな悩みが徐々に大きく・・・。
その人は、最初は小さな悩み、小さな落ち込みでした。
うっかり私は「何があったの?じっくり聞くから、よかったら教えて」などと、
聞き役に回り、その人の悩み、苦労を聞いてあげました。
すると困ったことに、悲しいこと、苦しいこと、悩みを話しながら、
ますますその人はネガティブになっていったのです。
これを繰り返すうちに、まるます暗いトーク内容になっていき・・・。
ついに、メンバーは実際に精神科の治療を受けるほどまでになり、
仕事も続けられなくなってしまいました。
お悩みトークを聞くのは大変!
私は大変後悔しました。
「人の話を聞くのであれば、こちらで発言の質をコントロールしながら、
聞いてあげなければならない。」と。
自分の発した言葉に、精神は影響を受ける。
自分が言った言葉は、結局自分に言い聞かせているんだ、
ということを痛感した出来事でした。
「コミットメントの重要性」を生かすためのノウハウ
ここまでのところで、私たちが成功を引き寄せる話し方について、
2点がお分かりいただけたと思います。
1,自分が求めるもの、願望を明確にし、それをはっきり言語化すること
2,発した言葉は意識に影響を与えるため、
心の中で唱えるのではなく、実際に口にして言ってみること
この2つの事項は、心理学用語では「コミットメントの重要性」といいます。
脳のRAS、そして自分が持ち合わせている心理学の仕組みを
より強く働かせるための、3つコツをお話ししましょう。
それは、
1,行動を伴うコミットメントをする
2,できるだけ多くの人の前で言う
3,自発的に言う
この3点です。
コツ①:行動を伴うコミットメントをする
1つ目のコツは、「行動を伴うコミットメントをする」です。
「行動を伴う」とは、心の中で思っているだけではなく、
必ず「言う」か「書く」かする、という意味です。
これらの行動を伴うことによって、より強く脳に刺激を与えることができるのです。
脳にあなたの願望を教えてあげる!
脳のRASが、
「そうか、それだったのか、あなたが手に入れたいのは!」と目覚め、
ワークし始めるには、ある一定以上強く意識する必要があります。
それを強く意識することを手伝うのが行動です。
特に「言葉にして発して、その自分の声を自分の耳で聞く」
ということが大切なのです。
コツ2:できるだけ多くの人前で言う
2つ目のコツは、「できるだけ多くの人前で言う」です。
なぜ、できるだけたくさんの人の前で言った方が良いのでしょうか?
これには理由が2つあります。
理由1:一貫性の法則
まず1つ目。
人は誰も、一貫性の法則に囚われて生きています。
一貫性の法則とは
「自分が発した言葉を、自分で裏切りたくない」
と言う心構えのことをいいます。
「口だけの人」と思われたくない心理とも言えますね。
ですから、人前で言う。
できるだけ多くの人の前で言うことによって、
「多くの人を裏切りたくない、自分で言ったことを自分で実践しよう」
という気持ちが、自分のコミットメントを強めるのです。
理由2:「大勢の人=情報も膨大」
2つ目の理由は、
「大勢の人がいれば、情報も膨大」だからです。
身近に起こった例をお話ししたいと思います。
イタリア旅行のご相談
あるご婦人が、イタリアに行く計画を立てているということで、
ご相談を受けました。
私はイタリアに数回行っており、
特に遺跡巡りが大好きだったので、想い出トークを披露しました。
私なりのイタリア旅行ノウハウや、楽しみ方のコツなどを全力でトーク甲斐があったのか、
ご婦人は私の思い出トークに満足していただいたようでした。
一方で私の友人は・・・。
また、私が相談を受けている一方で、
友人の1人が「ある行動」を起こしていました。
その友人は、
「大勢の人の前で言うと夢が叶う」と言うノウハウを知っていたので、
「イタリアのポンペイに行きたい!」と、
とあるセミナーで、約100名の人を前にして言っていたのです!
彼自身、何の根拠も、何の準備もありませんでした。
ただただ口にしただけでした。
ところが、この話が面白い展開を見せるのです。
彼の夢が叶った!
何と、それを聞いていた100名の中の1人が
「ポンペイに行きたいなら、チケットがあるよ!」
といい始めたのでした。
これは一体どうゆうことでしょう?
実は、あるご夫婦がイタリア旅行を計画され、実際にお金も払い
「さあ間も無く出発だ!」と楽しみにされていたところ、
奥様の妊娠がわかり、安静にする必要があったため、イタリア旅行を断念されたのでした。
そして、誰かそのチケットを使ってイタリアに行ける人はいないものか、
と探してらっしゃったんですね。
お分かりですね。
そのご夫婦とは、私のもとに相談にいらしたご夫婦だったのです。
もし、彼がセミナー中、100名の人を前にして夢を語っていなかったら・・・。
間違いなく、実現しなかった夢だったことでしょう。
コツ2自発的である
3つ目のコツは、「自発的である」です。
「人から言われて口にする」「人から頼まれて言う」
ではなく、とにかくこの自発的い言うことがキーポイントなのです。
それは、自発的で本心から求めるものでないと、
人間の脳の中のRASは働かない、からです。
人間の脳は結構正直なんですね。
でも、だからこそ良いのかもしれません。
まとめ:夢を叶えるためにできること
心から願い、口にしたことは実現する。
この脳の仕組みを生かして、自分の欲しいものをどんどん手に入れて、
得たいイメージを積極的に実現させて生きてみたいと思いませんか?
そのためにできること。
まずは、「どんな自分になりたいか」「何を手に入れたいのか」
この願望を明確にし、それを言語化すると言う作業が必要です。
そして、もう1つ。
お分かりですね!
「1人でも多くの人に向かって言う」「言葉にして発する」
ということです。
これであなたの自動目的達成装置がオフからオンに切り替わります。
突然脳がいろんな情報を集め始めても、びっくりしないでくださいね。
それが私たち人間の本来の姿なんですから。
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