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2006年02月06日
東京は今、私立中学校の合格発表まっさかり!
朝、ふと テレビのニュースを見ると、
開成中学や、桜陰中学など
名門私立中学校の合格発表の模様が、
次々と映っていました。
12歳にしては、思ったよりも、
大人びた笑顔、
そして、インタビューに対するしっかりした答え。
まるで、自己プロジュースしているがごとく・・・
美しい笑顔の子ばかりですねっ。
試練を乗り越え、
自分を成長させた子たちは
表情も、言葉の表現力も豊か!
すがすがしい表情に、こちらまで励まされてしまいました。
懐かしぃ~!
私にもこんな時期があったんだわ・・・
ここで初めて言うけれど、
私の人生最初の「嬉し泣き」って、
中学校の合格発表の日でした。
大阪教育大学附属池田中学校を受けて、
受かったときのことでした。
当時、一次試験と二次試験があって、
学校の前に張り出された最終合格発表を見て、
ポロポロ自然に泣けてきたのでした。
良い教育をしてくれる男女共学の学校で、
しかも、国立のため学費が安いので、
人気があり、
競争率は19倍だったのを覚えています。
(学費は、当時、1ヶ月4500円でしたよ!
自分で受付に持っていって払っていたので覚えています)
やはり、本物の感動って、
すごい努力の後についてくるものなんですね。。
子供心に、
努力の総量=感動の大きさ
みたいなことがわかった気がしました。
その後、
自分が大学生になってからも、
小学生、中学生、高校生など、
たくさんの子供たちの家庭教師をしてきました。
私が指導した子たちは、
全員志望校へ、入学させました。(自慢!)
ずいぶん、「受験」ってものに、かかわってきた10代でした。
さて、
なぜか、勉強や受験、っていうと、
「つめこみ」とか、「ガリ勉」とか」、「冷たい」
「テクニック」、「利己的」、「体は大丈夫?」
みたいなイメージがありますよね。
スポーツでがんばるのは、イメージがよくて、
勉強をがんばるのは、イメージが悪い、
っていうのは
日本の学びに対する、よくない思考習慣だと思います。
勉強でも、スポーツでも、
ある一定の期間に、
ある一定以上まで
自分をスキルアップしなければならない、
そのプレッシャーに打ち勝つ精神力や、
セルフコントロールなど、
いろんなことを教えてくれます。
お金をいっぱい積めばいい、など
そんな甘いもんでもありません。
上等の塾に入れて、しごいてもらう、とか、
スゴイ家庭教師をつけるとか、
そんな技は、一切通用しません。
塾や家庭教師は、努力を助ける手段であって、
目標達成へのはしごではないのです。
あくまで、
受かるか、受からないかは、
本人の達成度合いの問題です。
長期間、何かにこだわり、
自分を制し、戦い抜き、
ある一定レベルまで自己の力を高めた者だけが
勝利者となる・・・
受験の成功は、
いかに、確実に、すべての分野において、
精度の高い達成をしていくか、
にかかっています。
あるゲストが、受験に成功した子供たちを見て、
「人生、勉強だけだと思ったら大間違いだからね!」
みたいに揶揄する表現をしていましたが、
このように考えるのは、残念なことです。
今の子供たちって、
自分の周りに、
享楽的なものがいっぱい
ころがっているのです。
ゲームとか、ビデオとか・・・
ラクで、楽しいものが、山のようにある。
遊んでる友達もいる。
その中で、
今、
自分がすべきことは何か、
ということに、目をむけて、
「やるべき時に、
やるべきことを、
逃げずにがんばる」
そんな子たちが、受験を乗り越えます。
子供が受験を経験することによって、
身につけるものって
大きいと思います。
受かる、受からないかは別としても、
そういう優先順位を考える姿勢や、
易きに流されない考え方、
それが身につくだけでも
人生の役に立つと思います。
よって、受験を経験することによって、
何に気づくか?ですね。
自分との戦いですから。
自分を制して、やるべきことをやる、
それしか、成功に近づく道はない。
それに気づいて、
努力する姿勢を習慣にした子たちは、
将来大人になってからも、
その考えがきっと自分を成功に導いてくれる、
そんなふうに、考えながら、
暖かい気持ちでテレビの合格発表を眺めていたのでした。。
投稿者 : 16:39