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2007年09月06日

「鈍感力」

今年読んだ本の中で

一番おもしろかったのが、

渡辺淳一先生のベストセラー書

「鈍感力」でした。

 

ホント共感できました。

 

鈍感力って、何かというと、

たとえば、

会社で、

ある上司がAという部下のことを

ボロクソに叱った、とします。

 

周りの人間から見ると、

Aさんは落ち込んで、

明日会社に来ないかもしれない・・・

などと、思うのですが、

ところがどっこい、

Aさんは何くわぬ顔で、翌朝元気に

会社に来たりする、

これが、良い意味で鈍い、

鈍感力がある

ってことです。

 

逆に、Bさんに同じことがおこった場合、

ひどく落ち込んで、

その後は、それがトラウマになり

会社でのびのびと発言ができなくなる。

そういうBさんは、繊細かもしれないが

鈍感力がないために、

会社では生きていきにくい人である、

ということになるのです。

 

鋭い、と、鈍い、

という言葉だけを比較した場合、

鋭いほうが、良い、と思われがちです。

 

が、

実際には、そう単純なものではなく、

良い意味で、適度に鈍い、

鈍感力がある人間が、

自身の才能をのびのびと発揮し、

生き残り、良い仕事もし、

長く、ハッピーに生きていく、

ということが書かれていました。

 

本当にその通りだ!と思いました。

 

この本を読んで、実は、私も

ある意味で、

鈍感力を持ち合わせている!

と、気づいたのでした。

 

私は、何に対し鈍感力があるか、というと、

人の目、

人の口、

に、対して、です。

 

以前こんなことがありました。

 

大学卒業後、

大手生命保険会社に入社し、

保険の営業職員として

がんばっていたころのことでした。

 

初月からコツをつかみ、

どんどん新規契約を取り、

驚くほど、快調に保険を売り続ける

私に対し、周りは黙ってなかったそうです。

 

当時は、一人ひとりの営業成績があきらかにされ

報酬にもつながる、という世界でした。

結果に応じて、貧富の差も

出てきました。

 

一人勝ちで売りまくる私を

誹謗中傷する人もいたそうです。

 

が、私はまるでそれに気づかなかったのです。

 

数ヶ月たったころに、仲間から聞かされました。

 

「ガンガン売りまくる真由美ちゃんのことを

うらやましがった人たちは

いろいろ言ってたよね。

でも、真由美ちゃんが

あまりにも気にしないから、

そのうち馬鹿らしくなって、

誰も何も言わなくなった。」

 

この言葉を聞いて、私は驚きました。

 

本当に私は、人の声が

耳にはいってこなかったのです。

 

自分の目標だけを見て、

日々行動し、

仕事にまい進する私の耳には、

マイナスの言葉は

一切聞こえてこなかったのです。

 

で、もちろん仕事に集中できた

というわけです。

 

嫉妬したり、誹謗中傷する人は

それによって、本人が動揺するから

おもしろい。

 

でも、一切気にならず

ぬけぬけとがんばられたら、

言っているほうは拍子抜けして、

誹謗中傷する気も失せる、

というものなのですね。

 

人の口に対して

私が鈍感力を発揮した出来事だったのだな、

と、かなり前の話しですが、

この本を読んで思い出しました。

 

こんなことしたら、

あの人が何て言うかしら・・・

こんなこと言ったら、

みんなはどう思うかしら・・・

 

そんなふうに、

人の目、人の口を

気にして生きる人は

おおきな仕事はできないし、

自分の選択に迷いが出て、気の毒です。

 

私は本を6冊書いていますが、

出版もまさに、鈍感力あってのたまものです。

 

こんなこと書いたら、あの人がどう思うかしら

あの人は何て言うかしら・・・

そんなことを気にして

筆を折るような人間は、著者としては

やっていけません。

 

書評にちょっと気に入らないことを

書かれただけで、

大騒ぎして弁解する人もいます。

 

人の考え方はさまざまで、

物事はなんでも、両面の見方があるから

そういう見方もあるかもしれないなぁ、

と、鷹揚にかまえてないと、

本なんて、書けないものです。

 

誰がなんと言おうと、私はこう思う、

私は私の生きる道を行く、

人があざけ笑おうと、

私は私のしたいことをするのだ、

それくらいの

強い気持ちと、

気にしない「鈍感力」を持ち合わせていて

今の時代、ようやく気分よく

生きていける、

と思うのです。

 

前職を離れ、私が今の会社を興したときにも

人はおもしろがって、いろいろ言っていたようです。

 

でも、私は気にせず、自分がしたいことをしました。

 

で、会社が立ち上がり、

支持、 応援してくれるお客様もついてくださるようになった

今となっては、

本当にこれでよかったな、と思うのです。

 

あの時、

人の目、人の口に

敏感になって、躊躇していたら

今の私はありません。

 

渡辺淳一先生がおっしゃる

鈍感力があってこそ

人の個性、才能も

花開くのだ、と実感しました。

 

 

本日のブログ、

飛行機の中で書きました。

シンガポールにいく飛行機の中です。

 

今、シンガポールのホテルにて

ブログをアップしているところです。

 

投稿者 吉野真由美 : 00:13

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