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2005年08月16日

話すこと、書くこと

仕事でセールス指導をする、という立場上、
私はよく、人に、「人前での話し方」「プレゼン手法」を教えます。
 
そのとき、必ず、言うことがあります。
「どんな場合も、話す内容には、
普段考えていること、自分の人生観、ものごとの受け止め方など、
人間性のすべてが出る。
だから、人前で話をする立場の人間であれば、
日ごろから、自分で自分の精神を手入れして、
健全な考え方、 人間性を得ることが先です。」と。
 
たとえそれが、3分間スピーチであっても、90分の講演であっても、
聞き手にとって、話し手の人間性というものの、すべてが伝わります。
かえって、短ければ短いほど、出る場合もありますし、
もちろん、長くなればなるほど、ウソやまやかしは通用しません。
とにかく、
ちょっと話を聞けば、その人の「生き様」がわかる、ということです。
 
さて、これについて、
かつては、話す内容に、それが出る、と言ってきました。
が、最近わかったことは、
その人が「書くもの」にも、その人のすべてが出てしまう、
ということです。
 
意外なことがありました。
普段、私は自分でPCを使って書いています。
もちろんこのブログも100%自分で書いていますよ。
 
あるとき、記事に載る、ということでインタービューされ、
それをもとに、ライターが私になりかわって書く、ということがありました。
 
もちろん、話したのは私ですし、あくまで私の体験談です。
内容は何も間違っていません。
インタービューした人も、書いたライターも、プロで、
レベルの高い仕事をする人です。
 
しかし、それを読んだ何人もの人たちから、
「違和感がある。 いつもの人間性と違うようだ。」、
「○○の言葉が強すぎて、好きになれない。」
「これはあなたが書いたものとは思えない。」
「なぜ、こんなのを書いたのですか?」
と、言われてしまいました。
 
これらを言ってきた人たちは、日ごろから私が書くものを読んでいた人です。
私は自分の営業組織の人たちに対し、
8年ほど、毎日メッセージをかいてきましたので、
みんなは、書くものから伝わる私の人間像を、キャッチしていたのですね。
それと、「合わない」と判断し、 上記のようなことを言ってきたのだと思います。
 
フォレスト出版の太田社長も、
「作家は、
自分がこういう人間でいたい、という精進した姿になりきって書く。
しかし、どんなになりきっても、読者というものは、怖いものです。
行間から、確実に、その作家の本質的な人間性をきちんと見抜く。」
と、おっしゃっていますが、
まったくそのとおりだと思います。
 
書いても、しゃべっても、
それを受け止める人には、
確実に自分の人間性、 というものが伝わるのだ、ということ。
もう、それは、 感性の問題で、「におう」というのに近いかも・・・
だから、良くも、悪くも、
自分がどんなことを考え、どんな生き様の人間なのかが、
バレバレ・・・
 
それが、書くこと、しゃべることの、
怖いところでもあり、面白いところでもある・・・
 
また、たとえインタビューを受けて、自分が話したことを人が書くとしても、
それは、よほど工夫しないと、
その書き手の人間性が、 読む人に伝わってしまう、ということ。
もし、そういう仕事をする場合であれば、
よほど、自分と感性のあう、 信頼できる書き手と組んで仕事をしなければ
ならないのだ・・と、思い知ったのでした。
 
私は、やはり、自分で書くことにこだわりたいなっ・・・
 
 
なお、私もファンである、作家の中谷彰宏氏は、
いつも誰かが、そばについていて、話す内容を録音し、
本は、全部ライターが書き仕上げている、との話です。
どの本も、そこそこおもしろいですよねっ!
きっと、とても自分と感覚が近い、
人間性があうライターを見つけられているのですね。
うわさでは、話した内容を8時間もあれば、
ライターが本にまとめてしまわれるそう・・・
きっと、普段から、山のようにいろんなことに気づき、
それを言葉にして、人にお話する感性がすばらしいんだと思う!
中谷彰宏氏の本のヒットのヒミツを、先日ある人から聞いてしまった・・・
これは、さらに考察を深めてから、 公表したいっ
 
 
(写真はタラサ志摩のお庭)

投稿者  : 08:20

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