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2006年04月26日

アドバイスを聞かない人と、どうつきあうか?

私のところには、
営業の方からのお声がたくさん入ってきます。
その中の一部に下記のようなものがあります。
 
(同僚、もしくは、部下に対し)
「本人のために、 せっかくアドバイスをしているのに
ぜんぜん聞いてくれない。」
 
こういうケースはありますよね。
 
でも、しかたない、というか
当然のことと思うのです。
 
というもの、
人間って、人から言われたくない
存在なのです。
 
 
自分より相当上と認める人、
もしくは、
自分の達成したいことを、 すでに達成している経験者
そういう人から、言われた場合は、
少しは耳をかそうかな、と思うものです。
 
が、
それ以外の場合は、
「お前に言われたくないよ!
お前こそ、やってみろよ!」
そんな気持ちを誘発するのが
せきの山です。
 
それでも、
私たちって、 人にアドバイスしてあげたい時って
ありますよね。
 
下手に自己流のアドバイスすると
それは、批判と受け取られかねないし・・・
じゃぁ、
いったいどうすりゃ、いいんだぁ~!!
 
答えは
本人が自分で気づくように
もっていくしかない、
ということです。
 
むずかしい言葉で言うと
自己評価をうながす、
ということ。
 
具体的にいうと、これは、
第三者話法をつかって、
「前に、こんな人がいたんだけどね・・・」 と
まるで、図星の例を示し、
その人が、うまくいかない結末をむかえたことを話す。
 
すると、
本人は、図星ということには気づかず、
「あ~、私にもそういうことがあるかもしれない・・・
気をつけなくっちゃね・・・」
みたいに、
自分で気づいてくれることが多いものです。
 
不思議なのは、
こちらは、みえみえの、図星の例をあげているのですが、
本人は、
あきらかにそれが第三者話法での自分への「指摘」
ということには気づかず、
「自分にも心あたりがあるかもしれない・・・」
と、ソフトに受け止めてくれるのが
特徴です。
 
私は過去に、このような第三者話法で言ってきましたが、
「あてつけがましいなぁ~、
それって私のことでしょう~!?」
などと、言われたことは1度もありません。
 
あくまで、第三者のこととして、
本人は、客観視してくれます。
 
 
ビジネスのシーンでは、
この手法を用いた場合、
「ケーススタディー」となります。
 
架空の第三者の 微妙に、へぼい言動を、
題材にし、
みんなで指摘し、
じゃぁ、どうすればいいのか?
ってことを考えているうちに、
自分の言動にも、自己評価がうまれ、
「私もこういうこと、やっちゃってるかもねぇ・・・
あらためなくっちゃね・・・」
という気持ちが自然に生まれ、
行動に変化が起こるのが特徴です。
 
 
(ケーススタディは、
私が企業で営業研修をおこなう場合
必ず取り入れる手法です。
もともとは、ハーバード大学で開発されました。
 
が、
実際に、十分にワークする
ケーススタディーの題材を作るには、
相当現場の情報収集することが必要なのと、
それによって、
誰に何を気づかせたいのかを明確にして
作成する必要があります。
正直、かなり頭と神経を使いながら、
作成します。
実際、これで学んだ方々の満足度は
高いです。)

投稿者  : 07:29

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