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2005年08月22日

「電車男」に学ぶヒットの作り方と、グッドスピーチの秘密

昨夜、見てきましたよ~!映画「電車男」
 
週末、東京は「麻布十番祭」でした。
名前が都会っぽくていいですね~、地方出身者はあこがれます!
 
祭りを祝って、「六本木ヒルズの駐車場が2時間無料!」
だったので、喜んでいってきました。(通常1時間800円!)
夕方4時半にお祭りに。満員電車のような混雑でした。
その後、6時から、「電車男」見てきました。
↓その模様は、下記
 
 
昨日、このブログで、「電車男」について書きましたね。
ストーリーや、そのおもしろさの意味も。
 
ヲタクの「電車男」が、 美人お嬢様「エルメス」をゲットする話。
 
「最低が、最高をゲットする」
「最悪からスタートして、最高になる」
このパターンに、一般人は、共感、感動し、
励まされる、ということ。
 
実際に見てきて、さらに、これをはっきり実感しました!
電車男のヲタクっぷりは、想像以上。
もう誰もそばに寄りたくない、完璧な超ヲタクなのです。
前髪を長くたらし、誰とも目をあわせず、
下を向いて すり足でコソコソ歩く。 すごく気持ち悪い!
小学生の女の子のことまで、こわがって、始終ビクビクしている。
すごい演技力です、この俳優の山田さん。
 
そんな電車男が、ひょんなことから
美人お嬢様とデートするようになるのです。
もちろん自分の力だけじゃ無理だから、
サイトの仲間にさんざん、知恵をもらって、励まされて挑む。
 
サイト仲間たちっていうのは、
ひきこもりの青年や
男に捨てたれたの看護士や、
ヒマな専業主婦や、
モテないヲタク男3人組、など。やはり、最低なヤツら。
 
すったもんだあって、結局、最後はハッピーエンドなのですが、
とっても良いと感じたのは、
そのサイト仲間たちも、
この電車男の成長や成功を目の当たりにすることによって、
自分たちも、励まされて、
次の行動に一歩を踏み出す、 というラスト。
 
ここで私は気づいたのでしたっ!!
世の中の人というものは、
最低な人が、最高をゲットする
最悪だった人が、最高になる、
それを見て、共感し、励まされ、
自分にもできるような気がして、 勇気をもらうんだな
ってことを。
 
このパターンが、ヒットを作る、基本なんだ!と。
 
そういう目で見たら、
世界中で流行った映画や、昔 感動した童話、
世界的に成功したシンガーも、
全部、このパターンですよっ!!
 
世界的シンガーのマドンナだって、
デトロイトの貧しい家庭の子で、兄弟が多い中で育って、
若いころには、ヘンな映画にたくさん出て、
その後、歌をヒットさせて、ビッグになった、でしょ。
 
子供のころ読んだ「足長おじさん」の話もそう。
交通遺児だった女の子が、寄宿舎に入り、
文通によって、自分の魅力を発揮し、
お金持ちのおじさまと幸せな結婚をする話。
ほら!やっぱり最低から、最高でしょ。
 
1990年代に世界的にヒットした映画
「プリティー・ウーマン」 なんてまさにそう!
娼婦だった女の子が、
お金持ちの事業家に愛されて、結婚する話。
 
実は、プリティー・ウーマンのヒットには、社会的背景があるのだ。
1990年代、
世界的に女の子たちの性的モラルが下がったと言われている。
そして、自分のことを「みだらだ」、「だらしない」と自覚し、
それをコンプレックスに思った女の子たちが激増したそう。
そこにきて、
「みだらの代表選手・娼婦」が、
すばらしい男の人に愛される映画
プリティー・ウーマンの登場!
当時の女の子たちは 「こんな私でも幸せになれる!」
おおいに勇気づけられ、この映画は喜ばれ、
ヒットしたということなのです。
 
つまり、人間は、
自分より、最悪の状態にある人が、ふとしたきっかけから、
どんどん成功階段を登り、最終的には、最高にたどり着く、
という話を見聞きして、
スカっとする。
自分にもできそう! と思い、励まされる、っていうことなのだ。
 
特に、この最低と最高の
落差が激しければ激しいほど面白く、感動的。
最低があることによって、最高が引き立つし、
最低のない、最高って、誰も興味ない。
 
もし、電車男が、普通の20代の働く青年だったら、
エルメスをゲットしても、どうでもいい話なのである。
 
この理論で、
アチーブメントの青木先生が人気なのも、わかる!
「3歳で両親が離婚し、継母にいじめられて育ち、
家出同然で17歳で上京。
最初についた仕事は溶接工見習いだった・・・」 という、
現代版最悪の過去話。
(これをまた公言されているところがスゴイと思う。
人は偉くなると、自分の過去は隠すからね。)
その後、ブリタニカのトップセールスになり、
社長になり大成功。
この
「スタートは誰よりも最悪だった」、だが、 「今は最高」、
ってことに、
人は、心を動かされ、励まされ、勇気をもらうのだと思う。
 
「今が最悪の僕にもチャンスがあるかもっ! 」って。
 
もし、このストーリーが、
「東大を卒業し、トップセールスになりました。
社長になりました。大成功しました。」では、
一般の私たちからすれば、
「勝手にやってろ!」 的などうでもいい人になってしまいますものね。
 
何度もいいますが、
最低から出発して、最高へ、この構図が、
世の中の人が、励まされ、
自分もがんばろう! と行動にかりたてられる
基本なのだと実感したのでした。
 
 
さて、話題はスピーチのことへ。
 
以前から、私は気になっていたことがありました。
スピーチに関して、
すばらしい男性スピーカーは、世にたくさんいるけど、
すばらしい女性スピーカーって、なかなかお会いできない、ってことを。
なぜだか、
女性のスピーチって、
自分の話ばかりで、長くて、自慢めいて、ウザイことが多い。
 
これについても、上記の理論をもとに、理解することができたのです。
 
だいたいにおいて、
すばらしいスピーチっていうのは、 同様に
最低と最高が入っているものなのです。
 
「僕は、過去にこんな最悪の時があって・・・
借金がどうの、こうの・・・
奥さんにもこんなに迷惑をかけて、自殺を考えたことすら・・・
でも、そのあと、こんなふうにがんばって、成功して・・・
今は、こんなにハッピーになりました!」みたいな。
 
でしょ!
 
実は、私も、自然にやってきたことなんですが、
スピーチで自分の良いことを話すときは、
必ずペアで、最悪の時もことも話すようにしていました。
マネージャーとしてダメだった時期とか、
はたまた最悪だった幼少期の話まで。
 
でも、一般的に、女性って、
自分が最低、最悪だったころの話をしたがらないのです。
そんなこと話したら、自分の格まで落ちちゃう、
あたしのきれいなところしか見せたくない、
みたいな・・・
 
これが、女性のスピーチを、自慢めいて、 おもしろくないものにしている
根源だな、って
ふと気づいたのでした。
 
スピーチも、映画も、
最低から最高へのシフト、これがおもしろい!
この落差が、人に感動と、励ましを与えるのです!
 
 
 
麻布十番祭り、なんともすごい人出でした。歩けない・・・
 
 
大都会の真ん中での盆踊り。
もちろん、「六本木ヒルズ音頭」で!

投稿者  : 08:40

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