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2005年09月18日

女王の教室、最終回

ドラマとしては、最近の大ヒットとなった、
「女王の教室」、やっと昨日が最終回でした。
 
怖いものみたさで、見たがる子供たちと、
苦手なわたしで、毎週土曜日の夜はバトルでした。
 
土曜9時からのこのドラマ見たさに、
子供たちは外食も拒否し、
毎週TVに貼りついて見ていました。
 
最初のころは、なんでこんな
ものすごく厳しい先生や、
クラスの仲間はずれなどがテーマのドラマが
ウケルのか、全くわかりませんでした。
「このドラマ、いったい何がいいたいのかしら??」と。
 
最終回、見てよかったです。。
 
やっとこのドラマ、
そして、「阿久津真矢先生」の意味がわかったのでした。
 
阿久津先生は、誰よりも、厳しい先生でした。
「立ってなさい!」などは、ざらでしたし、
凛として、生徒のいいかげんさや、わがままを許しませんでした。
 
そして、生徒が何か悪いことをしようとしてると、
ス~~~っと後ろに現れて、
厳しく叱るのです。
その人間味のなさや、厳格さは、ゾっとするものがありました。
 
最初は、生徒は、みんな反発して、
いかにして、この阿久津先生を困らせるか、
どうやって、追放するか、を考えていたのでした。
 
でも、そのうち、 先生の本当の教師としての心が
わかってきたのでした。
 
自分が厳しいことで、
生徒が問題をおこしてはいけない、と
いつも生徒の見張っていた=守ってくれていたのだ、と。。
 
生徒たちは、先生のことを、
「真矢」と、呼ぶようになり、
親しみを感じるようにもなってきました。
入院があってからは、
どうしても真矢に会いたい!
もう1度授業をやったもらいたい!と
クラス全員で懇願するのでした。
 
結局、真矢は、タレコミにより、
教育委員会から学校追放をいいわたされ、
卒業式にも出られない状況になるのですが、
名言を残して去ります。
 
 
「先生ごめんなさい。
俺が言ったから先生に迷惑かけて・・・
 
「俺のほうが悪いんです。ごめんなさい・・・」
 
「でも、みんな先生に会いたかったんです。」
 
「先生、どうするんですか?
本気で追い出す気ですよ。」
 
「先生がいなかったら不安です。
どうしていいかわからない。」
 
「僕も不安です・・・」と、子供たち
それに対して、ビシリと、
 
「いい加減、めざめなさい。
人生に不安はつきものです。
 
わからないものをわかったような顔をして、
無理に納得する必要はないのです。
 
それより、今をちゃんと見つなさい。
全身で感じなさい。
 
12歳の今しか出来ないことを
一生懸命やりなさい。
今しか出来ないことは一杯あるのです。
 
中学校にいっても、高校にいっても、
今しか出来ないことは、一杯あるのです。
 
将来のことばかり考えるのはやめなさい。
そんなことばかりしていると
いつまでたっても何も気づいたりしません。」
 
その言葉を、生徒たちは全員涙を流しながら聴くのでした。
 
後になってわかったことですが、
真矢のクラスの生徒たちは、
恐ろしく学力もアップしていて、協力体制も完璧で、
多数が念願の私立中学にも合格を果たしていました。
 
 
その後、真矢には、校長より
私立校で教える話が来るのですが、明確に断ります。
 
「わたしは、公立でしか、教える気はありません。
経済力や学力に差がある公立でこそ、
教えることにやりがいを感じる、
そうじゃないですか?」と。
 
また、
「先生は、どうしてそんなにがんばれるんですか?」
という他教師からの言葉に対し、
 
「教育は奇跡を起こせるからです。
子供たちは、成長していく中で、
予想以上のすばらしい奇跡を起こします。」と。
 
他教師も、
「いい先生と思われるかどうかなんて、
どうでもいいことですよね。
そんなことは、10年先、20年先、生徒たちが決めることなんだし・・」
と、納得。
真矢に尊敬の礼をするのでした。
 
生徒たちも、最後には、
真矢先生が大好きで、また会いたい!、
自分の成長を先生に見せたい!、と心から思うのでした。
 
 
なんだか、不思議なドラマでしたが、
今のニッポンの、ほんわかムード、
なんでもありの、 だらけムード
渇を入れる作品だったのか、と・・・
 
親も、子供に甘いです。
子供がゴネれば、自分がめんどくさいから、
「いいよ・・・いいよ・・・しかたないなぁ~」で、
何でもOKし、
どんどんナメられていきます。
 
学校では教師が、
会社では上司も、ビシっとしていません。
 
いい先生と思われることよりも、
自分が生徒に伝えるべきことを、きちんと伝え、
正しく導く、
そんな、
使命感に燃えて、 真の意味で人の役に立つことを
目指していた真矢の姿が、今の時代、
眩しく、神々しくみえるのだと思います。
 
だから、このドラマは、
すがすがしく、人気があったのではないか、と。
 
今の世の中、自分を正しく導いてくれる「厳しさ」 に
飢えているのかもしれませんね。
 
学校では、
いい先生と思われるかどうかよりも、
生徒に対し、自分が伝えたいことを伝える、
 
家庭では、
いい親と思われるかどうかよりも、
子供に、言うべきことを言う、
 
会社では、
いい上司と思われるかどうかよりも、
部下に、教えるべきことを教える、
 
営業の世界では、
いい人と思われるかどうかよりも、
お客様に伝えるべきことを伝え、正しい判断にお導きする、
 
そんな、
滅私の姿で、人に伝える使命感にこそ、
人は、感動し、
最終的には、
この人が好き!、この人についていきたい!
と思うのではないでしょうか?
 
途中、どうなるかと思ったのですが、
良いメッセージがいただけたドラマでした。。
 

黒字部分セリフは、「女王の教室」サイトからの引用です。

投稿者  : 11:53

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