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2005年10月02日
卓球の愛ちゃん
すぐれた世界級のスポーツ選手を
生み出す方法は、2つあるそうです。
まず一つは、
相当小さいうち(就学前)に
才能のある子を見つけ出し、
そればっかりやらせる。
そして、10代になっても、寄宿生活などをおくらせ、
とことんそれに打ち込ませる。
それによって、すぐれたスポーツ選手を育成する。
これ、イギリス式。
もう一つは、
10代のスポーツ選手の中から、
優秀な人を見つけ出し、とことん競わせ、
その中から、芽を出す選手を発掘していく。
これ、アメリカ式。
日本は、というと、どちらでもなく、
この両方をミックスした形。
へぇ~、それじゃあ、一番キビシそう!
そう、そのとおり。
小さいころから、才能のある子にさせる、
プラス、とことん10代でもやらせたうえに、
能力の高いもの同士を競わせ
這い上がらせる。。
スポーツの世界も厳しいですね。
でも、人って才能のあることをしているときは、
苦しいかもしれないけど、
心のどこかで楽しいもの・・・
自分にとって、才能のあることって、
他の人より早くマスターできる。
長く続けても飽きない。
少々たいへんでも、実はやってて楽しい。
そして、
リハーサルよりも、いつもなぜか本番の方がうまくいく。
そういうもんです。
別にスポーツや勉学や仕事だけではなく、
人とのコミュニケーション術や、色や形に対するセンス、
動植物に対する接し方、
なんかだって、むいてる人って、むいてますものね。
本当の意味で自分にむいているものに出会えた人は
幸せです。
カラダが・・・頭が・・・、っていうより、
反射的にベストな方法をついつい選んでしまう、
勘や、センスの良さ、
そんなものが、そなわっているものなのです、
ある一定の分野において、誰でも。。
さて、表題の卓球の愛ちゃんですが、
スポーツ界の超エリートですよね。
両親も卓球選手で、2歳から始めた、という。
私も、彼女が4歳のころからTVで見てました。
大人の選手相手でもベストを尽くして、
負けたら、悔しがってオイオイ泣くシーンが、
日本人の心をぐっとつかみ、
ついつい応援してしまいました。
さて、そんな愛ちゃんも大人になって・・・
先日、ふとつけたTVで、
中国での試合の模様を見ました。
カラダつきもゴツい、
パワーのありそうな中国人選手と
かわいい愛ちゃん・・・
どうなるのかと見ていたら、
前半は、好調の波で、
後半は、
それがガタガタとくずれ・・・
最後には、インタビューで、
「もう、どうしていいのか、全然わからなかった・・・」
と、悲しい顔で語ってました。
私は、・・・この発言、ヤバイ・・・
って思ってしまったのです。
「どうしていいか、わからない」
これって、
いつもの自分の判断基準を見失ったときに
おこることじゃないかな・・・
きっと愛ちゃんは、
卓球ばっかりやってきたのだと思う。
ていうか、
卓球しかやってこなかった、のでしょう。
だから、こんな発言してしまったのだと思う。
スポーツの世界って、時には、
一見、無駄かと思われるトレーニングや、上下関係とかが、
いっぱいありますよね。
あれは、メンタルな壁を越えさせるためのものだと思う。
それにプラスして、最近では、
本当の意味で強い選手になるためには、
客観的に自己評価をする分析力や、判断力も、
必要だ、っていわれてます。
いかなる場面でも、自分の立場、おかれた位置を認識し、
そこで瞬時にベストな選択をしていく、知性、
知力が
選手を底から強くしていくらしいのです。
だから、
スポーツ選手であっても、
小さいころから
読書の習慣をつけさせて育てるそうです。
読書によって、語彙も豊富になります。
そもそも、人は、言葉を使って考えますから、
語彙が豊富になること=考え方の幅が広がることでもあります。
自分のささえになる「言葉」や、
正しい判断に導いてくれる「言葉も 得ることもできます。
読書によって、自分を客観視し、その中で、
判断していく
ホンモノの強さが身につきます。
そうなると、いざ、ピンチ!、というときに、
取り乱すとか、混乱する、ということが極端に少なくなるそうです。
私はずっと営業の世界で生きてきましたが、
相手が人間だけに、
無限のパターンがあるのですね。
そのつど、判断し、正しい言動に出ないといけない・・・
また、予想もつかなかったことがおこりますから、
自分で考え、行動する力が必要でした。
そこで、
マネージメントしてきたメンバーにも、
「オススメの本」とかいって、
考えのもとを作ってくれそうな、本を推薦してきました。
読む人もいれば、読まない人もいました。
今考えて見れば、やはり、
本を読んで、心も強くし、
客観性や判断力を身につけた
自分で考える力のある人は、強かったですね。
最近は、スポーツ界でも、
小さいころからやらせる、
そればっかりやらせる、
競わせる、
にプラスして、
最近では、
読書の習慣をつけさせ、知力のアップを図る、
ということに注目がいっているそうです。
明日は、最近の私の
「オススメの本」を紹介します。
投稿者 吉野真由美 : 10:51